みなさんこんにちは、はりです。
前回記事に引き続き、3rdライブに向けての歌詞読み企画をやっていきます。
こちらの記事を読んでいない方は先に読んでいただければ嬉しいです。
<企画説明記事>
<初回記事(Dream with You編)>
ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 3rd Live! School Idol Festival ~夢の始まり~まで後10日!
というわけで、本企画第2回、第2話挿入歌、Poppin' Up!編です。早速歌詞解釈をやっていきましょう。
はじめに
Poppin' Up!
(前回はとても長くなってしまいましたので、今回はもう少し簡単に)
まず、私は本楽曲のテーマを、「個性」だと考えています。 アニガサキ2話のテーマと直接繋がっていると思っていて、2話では方向性の違うかすみとせつ菜のぶつかり、そこからのかすみの考え方の変化が描かれました。 侑ちゃんや歩夢との関わりの中での気付き、その中で考えた自分の在り方、それが本楽曲で歌われているのだと考えています。
また長くなってしまうと読みづらくなってしまうのでさっさと始めます()
それではいきましょう、Poppin'Up!編です。
歌詞解釈
Knock! Knock! 胸が
Pop! Pop! Popping up!
Knock! Knock! 弾むよ
Knock! Knock! 夢が
Pop! Pop! Popping up!
ドキドキ 始めよう
まずはイントロではとにかくかすみの明るい、元気な一面が見えます。
”Knock”はノックあるいは打つ、Popは弾けるという意味。胸が高鳴っている、胸が弾むそんなかすみの様子が浮かんできます。
勿論胸が高鳴るのは、またスクールアイドル同好会としての活動ができること、そして、侑ちゃんとの関わりの中で新しい同好会としてのカタチが見えてきたというのもあるかもしれません。
かすみ「色んなかっこいいも可愛いも一緒にいられる、そんな場所が本当に作れるなら、そこは絶対、世界で一番のワンダーランドです!」
(2話「Cutest♡ガール」より)
せつ菜とのぶつかりの中で自分の在り方に悩んだ、迷ったかすみが侑ちゃんの考え方に触れることで自分自身のやりたいことに真っすぐに向かえるようになった、そんなかすみの未来に対するワクワク、ドキドキをイントロから感じます。
どんなときでも (ワクワクしちゃおう!)
360度 どこへでも
細胞レベルの (ウキウキしちゃおう!)
はじけるような瞬間をキミに
ここの歌詞は”スクールアイドルへの気持ち”、あるいは”スクールアイドル 中須かすみ”としての自負のようなものでしょうか。
360度、どんな時でも、届けたい思いがある。2話でかすみが語っていましたね。
侑 「かすみちゃんもせつ菜ちゃんもファンに届けたい想いがあるんだね」
かすみ「当たり前ですよ!スクールアイドルにとって応援してくれるみんなが一番大切なんですから」
(2話 「Cutest♡ガール」より)
いつでもどこでも、最高の瞬間をファンに届けたい。これが”スクールアイドル 中須かすみ”の根底にある想いなのかもしれませんね。
また、ワクワクしちゃおう、ウキウキしちゃおうというのは、ファンに対しても同じ時間を共有し、そんな気持ちになってほしいという”想いの共有”という側面が強い気がします。
たまにはね (Crying Crying)
うつむいちゃっても (Trying Trying)
そんな時こそね (Keep on smiling)
1秒でも長く かわいくいたいから
Bメロではかすみの素顔の部分が出ているのかな、と思います。
メンバーの中で唯一、かすみだけが持っているソロ曲である、「無敵級*ビリーバー」でも落ち込んでいるような、自身が無いような場面もありましたね。
方向性が似ているような歌詞だと感じます。
一人ぼっち歩く夜
ため息を繰り返してる
キラキラ イルミネーション
まぶしくってあのコみたい「努力しても追いつけないのかな」
『ううん!弱気で凹んでちゃダメ』
「私にだってできるはずなのにな」
『超絶 誰より イチバンだもん』この世界中でたった一人だけの私を
もっと好きになってあげたい「無敵級*ビリーバー」より
かすみの二面性のような、いえ、二面性というのは適切ではないかもしれません。かすみは可愛いということに拘って努力しているんですよね。努力してるからこそ不安になることもあるし、嫌になることもある。
けれどもそんな中で自分に言い聞かせるように、自分で自分自身を励ますような歌詞が両方の曲にあります。
後ほどまたこれについて触れたいと思います。
「1秒でも長く可愛く」
かすみを知るうえでとても重要な歌詞だと思っています。
言葉通りの意味をとらえるのは簡単ですが、そのかすみの想いは何なのか。
・その時間の大切さや価値への意識
(同好会の活動休止により、スクールアイドルとしての時間が大切だと感じたから)
・「可愛い」ということに対する拘り
(せつ菜とのぶつかりから、心の揺らぎ、不安などがあり、可愛いくいる時間⇒自分らしく元気に可愛くしている時間が減った)
・時間に限りがある
(スクールアイドルとしてのその時間が有限だから)
などなど...これ以外にもあるかと思いますが。
正直、私自身は捉え切れていないところはあります*1が、かすみの可愛いへの拘りがこの言葉に表れているのだと思います。
せつ菜、歩夢、侑ちゃん、同好会メンバーとのかかわりの中で自分はどんなスクールアイドルになりたいのか、その一つの答えがこれなのだと思います。
届け!届け!
地球の果ての果てまで
響け!響け! (Yes! Super cutie smile)
私色の瞬きが溢れてる
だから笑って
オンリーワンのきらめきを
信じて いつも Make My Way!!
かすみの「ファンに届けたい想い」がとても出ている歌詞ですね。
地球の果てまで届けたいのは、きっとかすみの可愛さ。言葉の繰り返しがすごく印象的ですが、それだけかすみの想いの強さがあるということなんですよね。
そして「私色の瞬き」
せつ菜とのぶつかりで自分の可愛いを表現することを少しは戸惑ったと思うのです。それが1秒でも長くという言葉につながっているのではないかということを書きましたが。
そんな経験をした後の「私色」の言葉がどれだけ大きな意味があるのかということです。
”かすみの成長”という一言に収めるのは嫌なんですけど。まさにこれなんですよね。同じ色に染まろうとしていた旧同好会。
でも今は違って。
侑「自分なりの一番をそれぞれ叶えるやり方ってきっとあると思うんだよね。」
(2話 「Cutest♡ガール」より)
だからこそ「私色」の輝きが溢れるんですよね。
それがかすみの成長であり、同好会の進化なんだと思います。
only oneの煌めき、これも新しい同好会の方向性。
また、かすみのイメージとして、「星」がありますね。MVにも多々使われていました。*2
only oneの煌めき、これは星の煌めきと受け取ることができます。地球の果ての果て、という思いを届ける先のことを考えても、星というものがとてもしっくりきました。(この後の歌詞にも通じる部分がありますが)
「Make my way」、かすみの真新しい道をこれから作っていく。今までとは違う道を新しく作っていく。新しい同好会のカタチとして。
そんな想いが感じられてとても良いですね。
Knock! Knock! 夢が
Pop! Pop! Popping up!
ドキドキ 始めよう
笑顔はもちろん (Check! Check! しちゃおう!)
困った顔 すねた顔だって
感動レベルの (Selfie しちゃおう!)
神級完璧 追求したい
ここは自分の個性を肯定できたからこそ歌えるところ。
笑顔で可愛い時だけがかすみではなくて、困った顔もすねた顔もかすみの魅力なんです。つまり、素顔の部分も自分なのだと受け入れることができるようになったということなのかもしれません。
selfieは自撮り。感動レベルの自撮りというのがかすみらしい表現ですね。それも困った顔、すねた顔の自撮り。普通自撮りって、そんな落ち込んでいる時や困っている時にはしないですよね。
そんな顔すらも完璧を追求するのは、可愛い以外の部分も自分自身なのだという想いが生まれたからではないかなと思っています。*3
そして、そう思えるようになったのは悩んで、たどり着いた答えがあるからなのかなと。1秒でも長く可愛く、とは困った顔は真逆ですが、可愛くいる時間を長くしたいからこそそれ以外の時間も大切にしたい、そんな想いを感じますね。
進化中(Updating)
昨日よりも もっと(Growing Growing)
“キュートな私になれ”(Keep on saying)
かわいいはこの世界を救うから
完璧を追及しているからこそ毎日進化する。昨日よりも今日、今日よりも明日の方が可愛く。キュートな私になれと言い続ける(keep on saying)。何かおまじないのようにも聞こえます。
やっぱりかすみの自分に対する意識の高さをこの曲通じて感じます。
「かわいいはこの世界を救うから」
この一言にかすみが詰まっていますね。かわいいで世界を救う、それくらいに自分自身可愛いに拘っているのがわかります。かすみにとっての「野望」なんじゃないかなと、思いますね。
届け!届け!
起こしちゃえ センセーション
響け!響け! (Yes! Super cutie smile)
私色に染まって 心
キュンとしたら笑って
オンリーワンのきらめきを
貫いて いつも Love My Way!!
センセーションは周りを驚かせる、というようなニュアンスですね。かすみの可愛い笑顔で、あるいはパフォーマンスでファンのみんなを驚かせたい、そんな想いでしょうか。
一番ではかすみ自身のことである、「私色の瞬きが溢れてる」だったのが、二番ではファンに向けてのことで、「私色に染まって」と歌うのが曲の中でのストーリー性を感じて良いですね。
ファンに対して「私色に染まって」と歌えるのはかすみ自身の色(私色)を見つけることができた、確立することができたということなので、そこにもアニメを通しての成長が見えます。
そして2番でもonly oneの煌めきという言葉が出てきましたが、「信じて」から「貫いて」に変わります。
信じる、という言葉を使っている以上、かすみにとっては確信が持てていなかった、というのが1番の歌詞でした。2番では確立されたかすみの煌めきを貫いていく、と宣言するあたりにも自分への自信というのが感じられました。
だから、自分の行く道を愛せるようになる。
1番から2番の歌詞を見ていくとかすみの成長がみられる歌詞が多くあるように思いますね。
いつ いかなるときも
(Anytime Anyway Every day)
私でいること…
(Good day Bad day Every day)
絶対的 CONFIDENCE
欲しいな…
きっといつか!
あぁ 神様 見ていてください
やっぱりここでも、でてくるのが「いつ いかなるときも」ですね。
この楽曲では至る所に「いつでも、どこでも」というようなニュアンスの歌詞が出てきます。これがかすみのスクールアイドルとして一番意識していることなのかもしれません。Cメロでもやっぱりその思いは伝わってきますよね。
あと、私でいること、というニュアンスの言葉もたくさん出てきます。
CONFIDENCEは信頼、確信という意味ですね。絶対的な確信が欲しい、かすみの可愛さと考えられます。きっといつか、ということはまだまだ自分らしい可愛さを磨いている途中なのだという意識。
それを神様に見ていて欲しい、ということろがかすみらしいですよね。誰かの前で努力を見せるのではなく、こっそり努力して、みんなの前では可愛いスクールアイドルでいる。だからこそ神様に見ていて欲しいのだと思います。
届いて 届いて
空の果ての果てまで
見つけて 見つけて
ここにいるの
見つけて 見つけてというところにかすみの切実な願いが感じられます。かすみはまだ小さな星の煌めき、だからこそ「ここにいるの」、と祈るように歌う。
かすみ自身が願うのはオンリーワンになること。ナンバーワンの星の輝きではなくてオンリーワンを目指しているからこそ、「見つけて欲しい」という想いが生まれるのではないでしょうか。
届け!届け!
地球の果ての果てまで
響け!響け! (Yes! Super cutie smile)
私色の瞬きが溢れてる
だから笑って
オンリーワンのきらめきを
信じるよ あきらめない
そう オンリーワンに輝いて
進んでいくんだ Make My Way‼
1番、2番を経て、ラスサビでは成長したかすみの「自分を信じて進んでいく、そしてファンに精一杯の可愛いを届ける」というより力強い思いが感じられますね。
自分だけのの煌めきを信じて、そして自分だけの輝きで新しく道を切り拓いて進んでいく。
自分らしさを出すこと(オンリーワンのきらめき)を諦めない、というのがこれから先、かすみや同好会が目指していくところであり、自分らしさを出していくことでスクールアイドルとして輝いていくことで自分だけの道を進んでいきたい。という熱い想いが感じられました。
おわりに
はい、というわけでPoppin' Up!編でした。
とにかくこの楽曲から感じるのは、かすみの気づき、成長。あるいは自分らしさを表現すること、そういったことがたくさん歌われているのではないかなと思っています。
次回は、私の推し、せつ菜の楽曲である「DIVE!」編を書いていきます。
今回もお付き合いいただきありがとうございました~
次回もまたよろしくお願いします!
それでは~