はりのラブライブ!メモ

ラブライブ!への『大好き』を叫ぶブログです

3rdライブに向けて~VIVID WORLD編~

 

 みなさんこんにちは、はりです。

 

 前回記事に引き続き、3rdライブに向けての歌詞読み企画をやっていきます。

 こちらの記事を読んでいない方は先に読んでいただければ嬉しいです。 

 

<企画説明記事>

ynhk.hatenablog.com

 

<前回記事(Solitude Rain編)>

ynhk.hatenablog.com

 

 

 ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 3rd Live! School Idol Festival ~夢の始まり~まで後3日!

 

 

 というわけで、今回は本企画第9回、第9話挿入歌、VIVID WORLD編です。これで全員の曲を触れることになりますね。だから何だというわけでもないのでとりあえずいつも通り歌詞解釈やっていきましょう。

 

 

 

はじめに

  VIVID WORLD

    歌 :朝香果林(CV.久保田未夢)
    作詞:Ayaka Miyake
    作曲:鈴木エレカ、JOE
    編曲:JOE


www.youtube.com

 

 この楽曲は劇中において果林が虹ヶ咲の代表として、みんなに推薦されてDiver Fesに出た時に歌った曲ですね。果林の想いが詰まった楽曲であると同時に、虹ヶ咲のみんなの想いも背負っている曲、舞台だったはずです。

 

 そもそもタイトルの「VIVID」の意味は「鮮やか」「鮮明」「いきいきと」といった意味。

 

 「鮮やかな世界」

 

 果林にとって、虹ヶ咲にとってそれがどんな世界なのかを読み取っていければと思います。色々な想いが詰まったこの楽曲をどう解釈するかは、虹ヶ咲においても大切だなとも思っております。

 

  それではいきましょう、VIVID WORLD編です。

 

 

 

歌詞解釈

Just like a Rainbow Colors…

 この歌詞が好き、良い、最高という意見、感想は本当によく耳にします。この楽曲において最大のポイントとも言える歌詞ですよね。もっと言うと虹ヶ咲の中でも重要な歌詞、価値だと思うのですが、皆さんはどう解釈しているのでしょうか。

 

 正直に言いますが、私はこの歌詞について掴めていないところが多々あります。英語の文法的に若干違和感も感じますし…(私は英語力が皆無なので、有識者の方にご指摘頂ければ嬉しいのですが…)

 

 実際にTwitterやネットで少し検索かけてみましたが、この解釈について書いている方はほとんど見かけませんでした。果林が"Just like a Rainbow Colors…"って歌うのが良い、エモいという感想はたくさんの方が言っているんですけどね。

 私もなんとなくは分かるのですが、面倒くさい人間なので、果林が歌うからエモい、にどこか納得がいかなくて、果林がこの歌詞にどんな想いや意味を込めたのかを知りたいんですよね。

 

 

 そのまま日本語に訳せば、「虹色のように」ですね。

 ただ、その日本語への単純な訳では分からない思いはたくさんあるはずで、例えば"just""a"これをどんな風に解釈に落とし込むのか、というところがとても大切なように思います。

 

 "just"という単語は、ただ、という訳に、"a"は一つの、という感じになると思います。なので、これをそのまま訳に落とし込むと、ただ一つの虹色のように、となります。この「ただ」の使い方だと正直よく分からないですね。

 

 果林の口癖で、ただ〇〇なだけよ、というのがありますが、何となくそんな感じなのかなとか考えましたがどうでしょう(は?)。

 

 

 一つの虹色、というところの解釈ですが、これは虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会という一つのグループとして見ているという見方ができますね。虹色を7色と単純に捉えるのではなく、無限にある「色」を「虹色」と表現していると考えられます。更にそれを「一つの」と表現するところにニジガクの色の多様さ(ライバル)とニジガクの一つのグループとしての色(仲間)を表現しているのでしょう。

 

 「仲間でライバル。ライバル、だけど、仲間」その象徴の一つとして見ているからこそのこの歌詞。果林にとって、同好会は一つの虹の形であり、それぞれがそれぞれの色を持っていることを認めている。そんなことを感じられます。

 

 そもそも虹色は単色ではないので「一つの」、というのが文法的違和感です。が、一つの虹というのは”色とりどりの虹”*1とも繋がってくる気がしますし、色とりどりの虹も虹ヶ咲においては虹、という多様性、個性をさらに肯定する「色とりどりの」でもあると考えています。

 

 それが「””ただ””一つの虹」というところに現れているのではないでしょうか。

 

 そんな個性、多様性の象徴のフレーズを果林が歌うことは果林の大きな前進を象徴するんだと思うのです。一人では知ることのできなかった輝き、色んな人がいて、色んな夢の追いかけ方があって、色んな夢があるだからこそそれを同好会に入ることで知ることができた、果林の想いをここから感じるのです。

 

 そして何よりそれを虹ヶ咲の代表としてのステージでみんなの想いも背負って歌うことは果林にとっても大きなことなのだと思います。そしてJust like a Rainbow Colors…にはアニメの背景を考えると、虹ヶ咲を知らない人に対しても、これが虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会としての価値観なのだと、同好会全体の思いなのだとDiver Fesの観客に伝えているのかもしれませんね。

 

 大事なところなのでかなり文字数使いましたがここから巻きます(?)

 

 

 

空からこぼれ出す
星座の瞬きは
目を閉じてもまぶしく
光る 走る 熱く

 空からこぼれ出す星座の瞬き、これは何のことを歌っているのか。

 

 ひとつは同好会メンバーでしょうか。あるいは自分が遠ざけてきた世界。星座の瞬きに同好会のメンバーを被せているんでしょう。

 

 ””星座””というところが面白いところですね。””星””ではないんです。

 

 複数の光が一緒に創りだす瞬き。これがまさに同好会のことだと思いませんか?果林はこんなことを言っていました。

「騒がしいのは苦手」

「にぎやかなのは苦手」

(5話「今しかできないことを」より)

 でもこの同好会に入って知ったことはそんな多くの人が集まって創り出す瞬きが眩しいものであること他者の存在、仲間の存在を初めて良いものだと感じたからこそこの歌詞ですよね。

 自分がやりたくても中々言い出せなかった、それぞれの色を出して追いかけるスクールアイドルは目を閉じてもまぶしく光る、つまり目を逸らすことのできない存在だったのでしょう。

 

 

 

一人きりじゃきっと
知らずにいた
弱さ 痛み 翳り 全部
好きだって(そばで)
笑うキミが好き

 これは果林にとってのスクールアイドルの世界だと思っていて。

 

 ずっと遠ざけてきた世界。弱さ、痛み、翳り、というのはこれまでの自分と違う自分。スクールアイドルの世界に身を置くことで感じる弱さ、そういったものを全部知ることができたのだと思います。

 

 9話冒頭のモノローグでも果林が語ってくれました、「ここは本当の弱い私を抱きしめてくれた大切な場所」と。そんな大切な場所が果林にとって今まで知らなかった世界を知ることが出来た、ということが感じられますね。

 

 好きだってそばで笑う、これはエマの笑顔を真っ先に思い浮かべますね。ですが、エマだけを指してキミといっているのではなく、ここでは同好会のみんなを指していそうです。

 これまではみんなで集まってワイワイすることが苦手と言って遠ざけてきた果林がこうして、笑うキミが好きと歌うところがDiver Fesを通じての何よりも大きな変化なのかもしれません。

 

追記:コメント欄でひとつ解釈を書いてくださった方がいらっしゃるのでそちらも併せてお読みください

 

 

 

白とか黒 そう Yes or No
そんなに単純じゃないなら
答えなんて誰も知らない
自由に未来創ろう

 ここは果林にとってのスクールアイドルというものについてなのかなと思います。この同好会に入って、それぞれのやり方、それぞれが抱える思いを知った果林の気付きではないでしょうか。

 

 『白とか黒』、これを聴いた時私はしずくの存在が浮かんだんですよね。8話ではほとんどが1年生同士の絡みで描かれたので、果林がどうしずくと関わっていたのか、それともあまり関わっていなかったのかはわかりかねますが。演劇は実際に果林も見ていましたし、しずくのそれまでの葛藤も十分に伝わっていたと思います。そんなしずくの葛藤を感じさせる歌詞だなぁなんてぼんやりと考えたりますね。

 

 若干脱線しましたが...果林としてはこの同好会に入って感じていることが様々な色がある、というところなんだと思うんです。それがイントロでの「Just like a rainbow colors...」という歌詞にも表れているんじゃないかなと。

 白と黒、そんな単調なものではなくて、みんなそれぞれの色があって、そんなみんなが一緒に活動することの魅力、良さ、そんなことを感じているのではないでしょうか。

 

 『答えなんて誰も知らない』、これはそれぞれのやり方を認める、個の決定を尊重する果林だからこそ歌詞なのではないでしょうか。劇中でもせつ菜がやりたいかどうかだと話したり、璃奈の決定を見守ろうとしたり。常に果林は本人がどうしたいかという意志決定を尊重する人なんですよね。

 

 そしてこの歌詞からは愛の存在を感じましたね。彼女も「愛さんの正解って何だろう」と4話で考えていましたし、スクールアイドルに正解はない、かすみのこのセリフがありましたが、果林も同好会として活動する中で答えなんて誰も知らない、つまり明確な答えはない、と言っているんです。

 だから、Just like ”a” rainbow colors...なんですよね。

 

 

 

Vividな世界 ねぇ どうして
一緒だったら 心はずむの
新しい“私”のChoice
明日を彩っていく

 これまで遠ざけてきた世界だからこそ、戸惑いもあるのでしょう。みんなと”一緒”であることがどうしてこんなに楽しいのか。

 

 でもきっと答えは簡単で、一緒にいるみんなは"仲間でライバル"だから。お互いに切磋琢磨し合えるライバルで、そして何よりライバル、だけど、仲間だから。

 

 スクールアイドルをやる、という新しい”私”、クールで大人ぶってかっこつけていた果林とは違う「新しい”私”」。自分の色を決めつけていた果林が新しい選択により、明日を鮮やかに彩っていく、そんな変化と可能性の広がりを感じる歌詞ですね。

 

 

 

Find a way キミとだったら
迷子だって悪くはないね
正解も輝きもひとつじゃないから
Just like a Rainbow Colors…

 Find a way、は道を見つけるという意味。

 

 キミとだったら迷子だって悪くはない、これは前までの果林には言えないことでした。何故なら果林が描く自分自身の像とは正反対の姿だから、そして、弱さを抱きしめてくれる場所がこれまではなかったから。

 

 読者モデルという仕事には当然ファンの存在はありますが*2、どちらかというとそのファンにとって果林は憧れの対象。モデルとはいえあくまで”普通の高校生”である果林にとっては悩みもあるのは当然でしょう。そんな果林にとってこの同好会という居場所がどれだけ救いになっているか、自分の道として助けになっているか、ということを感じますね。

 

 「迷子」というのは果林の「新しい”私”のChoice」の先にあるこれから歩んでいく「道」に対してもかかっていそうです。迷うことも不安になることもあるけど「キミ」とだったら色んなことに挑戦して、色んな自分を探しに行くことが出来るんですよね。

 

 

 サビの最後はイントロにも出てきましたが、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会において最も大切なフレーズの一つだと思います。

 

 正解も輝きも一つじゃない、愛が4話で「正解が一つなら分かりやすいよね」と言っていましたが、3話以降同好会に関わってきた中で果林が出した答えがこれでした。

 

 これが多様性を、個を尊重する虹ヶ咲の象徴

 そしてそれを歌える果林、同好会の他の誰にも言えないことをきちんと言える果林、そんな果林だから一人だけしか歌えないステージでみんなから推薦されたのだそう思います。

 

 

 

守りたいような
守られてるような
とめどなく Passionate
溢れていく 深く

 守りたいような、守られてるような、これは同好会のみんなのことでしょう。1~3話が印象的ですが、色々な人のサポートをするなど一番お姉さんの果林。だからこそ『守りたい』場所であり『守られているような』場所なのだと思います。

 

 それとやはり果林がステージに向かう前の同好会のみんなとのやり取り、プレッシャーを感じてしまう果林がに対してメンバーそれぞれが送ったエール、あの時こそ守られている、仲間だと感じる瞬間だったわけですね。

 

 『深く溢れていく』、これはおそらく果林の同好会への想いだと思います。果林のその想いは情熱的、ライバルに追いつくためにストイックに努力しているような姿が思い浮かびます。

 

 

 

「一人きりだって構わない」って
思ってた
だって 知らずにいた
キミと(そばで)
過ごす時間が好き

 一人きりだって構わなかったのがこれまでの果林ですね。

 

 『一人でいい』と思っていた果林に仲間の素晴らしさを教えてくれたエマ、同好会のみんながいて、そんなみんなと過ごす時間が好き、そうはっきりと伝えられるは果林の大きな変化ですね。

 

 キミと過ごす時間が好き、これほど色んな人に響く歌詞があるでしょうか。本当に誰が聴いても響く歌詞なんですが、これもまた『一人きり』で構わなかった果林だからこそ、『キミと過ごす時間』に価値を感じているのがとても好きなところです。

 

 

 

過去とか現在(いま) それだけじゃ
判らないこと きっとあるけど
この先も 変わらない思い
みんなで未来創ろう

 

 過去と現在(いま)じゃわからないことって何だと思いますか?

 

 

 

 それは未来のことです。

どこに向かうかまだ分からないけど
面白そうな未来が待ってると

「NEO SKY,NEO MAP!」より

 VIVID WORLDからはAメロの最後も(他にもある)ですが、NEO SKY,NEO MAPをを思い起こす歌詞が多いなぁ、とこの歌詞を読んでいて思いました。

 この先も変わらない思い、それが「笑い合える”君”がいれば嬉しい今日もありがとう」なんですよ。未来のことって過去も現在も分からないことだからこそ、「笑いあえる”君”』の存在が大切で、『みんなで』未来を創ることが必要なんだと思うんです。

 

 そして自分がやりたいこともそれが自分に合っているかどうかも過去と現在では分からない未来ではないでしょうか。

 

 

 

Vividな出会い どんな瞬間も
かけがえのない記憶へと
変わってく キミとのDays
明日を覗きたい もっと

 果林にとって同好会との出会い、メンバーとの出会いはまさにVividな出会いなんですよね。果林のいまをこれまでとは全く違うものに変えてくれた出会い、そして未来も変わってく。だからこそどんな瞬間もかけがえのない記憶へと変わる。こうした出会いから繋がる変化が象徴された歌詞だと思います。

 

 何か淡々と過ごしていた毎日が輝いていく感じがしてとても素敵だなぁと思いますし、『明日を覗きたい』という歌詞からどうなっていくかまだ分からない未来を楽しみにしているような印象を受けますね。

 

 

 

Light a way キミとだったら
何だってできちゃいそう
Ah 限界も常識も超えていこうよ
光って Rainbow Colors…

 キミとだったらなんだってできちゃいそう、そう感じるのはみんなを”仲間”として認め合えたからでしょう。

 

 Light a wayは道を照らすという意味。迷子になるような道も含めて、どんな道も照らして進んでいけるということですね。

 

 果林は自分は向いていない、そういうのは苦手、と自分で限界を作っていたんですよね。だからこそこの『限界も常識も超える』というところに果林の一番の大きな変化が見えるんです。そしてそう思わせてくれたのは同好会メンバーに他ならなくて。これも何度も重ね重ねになりますが、『受け止めてくれる場所』だからこそ挑戦できる、そんな仲間の存在が彼女を大きく前進させたと思います。

 

 光って Rainbow Colors…、それぞれの色が光るように、という感じでしょうか。

 この楽曲の中では常に同好会のメンバーを意識した歌詞が紡がれているように感じますが、同好会メンバーそれぞれの色に助けられ、救われたからこその歌詞だと思いますし、それをDiver Desというステージで魅せることの意味は歌詞の表面的な意味以上のものがあるように思えますね。

 

 

 

Just like a Rainbow Colors
Oh…
眩暈を覚えるほど
無限に広いこの宇宙で
今 こうしてる 奇跡
結構 刺激的じゃない?

 Cメロは正直書くことは別にないですね(は?)

 

 というのは半分冗談ですが、半分は本当です。別にここに解釈も何もないと思うんですよ、それくらいに真っすぐに表現されている歌詞じゃないですか?

 

 

 あえて書くなら”宇宙”という言葉がとても印象的ですね。勿論宇宙は果てしなく広いんですけど、その宇宙の中で出会えている奇跡、と表現しているのはなぜなのでしょう。

 

 それは周りの星々(誰もみんなが輝いている)の中で出会えた奇跡を感じている、ということ。そして1番Aメロにあった””星座の瞬き””はここの””宇宙””にも繋がってきているのでしょう。

 

 同好会のメンバーも、例えば藤黄学園の姫乃ちゃんもみんな星のように輝いていて、そんな中でいまこうして切磋琢磨しながらスクールアイドルとしての時間を共有できていること、そこに奇跡を感じているのではないでしょうか。

 

 

 

Vividな世界 ねぇ どうして
一緒だったら 心はずむの
新しい“私”のChoice
明日を彩っていく
Find a way キミとだったら
迷子だって悪くはないね
正解も輝きもひとつじゃないから
Just like a Rainbow Colors…

 

 正解も輝きも一つじゃない、輝きの色も強さも全てが一つじゃない、みんなそれぞれの魅力があって、そのどれもが正解であるそんな果林の価値観であり、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会としての価値観。

 それをこの歌詞で歌っているように思えます。

 

 

 

おわりに

 はい、というわけでVIVID WORLD編でした。

 

 この虹ヶ咲全体にとってとても大切な曲である本楽曲について考えてみました。

 ここまで歌詞を読んできましたが「Just like a Rainbow Colors…」この歌詞の真意は掴めていない気もしますね。もっともっと深い歌詞だと思いますので、別の解釈も色々知りたいですね。

 

 3rdライブで何か感じることがあるのでしょうか...?とても好きな楽曲なので何か感じとりに行きたいです。

 といったところで今回はここまでにしようと思います。

 

 お読みいただいた方、ありがとうございました。

 

 

 次回は、2度目の歩夢のソロ楽曲「Awakening Promise」編を書いていきます。 

 

 今回もお付き合いいただきありがとうございました(*^_^*)

 いよいよ残り2曲、最後までよろしくお願いします!

 

 それでは~

 

 

 

*1:アニガサキのメインテーマの劇伴曲に含まれるワードですね

*2:5話ではファンの子がサインを貰いに来るシーンがありましたね