はりのラブライブ!メモ

ラブライブ!への『大好き』を叫ぶブログです

3rdライブに向けて~夢がここからはじまるよ編~

 

 みなさんこんばんは、はりです。

 

 さて、3rdライブに向けて、書いてきた当企画もいよいよ最後となりました。(涙)(ほんまか?)

<企画説明記事>

ynhk.hatenablog.com

<前回記事(Awakening Promise編)>

ynhk.hatenablog.com

 

 いよいよラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 3rd Live! School Idol Festival ~夢の始まり~まで後1日!

 

 

 ついに明日、いえ、もう間もなくその日を迎えます。

 昨今の情勢もありながら、無事開催できることが何よりもうれしく思います。そして、開催に向けて懸命に努力して頂いた、ライブスタッフの皆様、ラブライブ!の運営スタッフの皆様、メットライフドームのスタッフの皆様、関係の皆様に心からの感謝しかありません

 

 今回、状況を鑑み、会場での参加を断腸の想いで諦められた方もたくさんいらっしゃることと思います。そんな方も、感染症対策をし、会場へ行くことを決められた方も、みなさんにとって、明日が~夢の始まり~であるよう、素晴らしいライブになるよう、心から祈っています。

 

 また、先日優木せつ菜役の楠木ともりさんの出演曲数を減らす、という公式からの案内がありました。

 かねてからの身体の状態を考慮し、とのことでした。詳しいことは私は分かりませんが、このタイミングでの発表ということでギリギリまで出来るかどうかを見極めていたのものと思います。ただ、出演して頂けるだけでとても嬉しいですし、なにより、ともりさんのお身体を大切にして欲しいなと思います。

 

 他にも様々な想いはありますが、このあたりで...

 

 このタイミングで書くのもどうかと思いますが......これまでの10曲分の記事、1記事でも、ほんの一部でも、お読みいただいた方、本当にありがとうございます。(全部読んだ人いらっしゃったりしますかね?笑)中々凄い(自分で言うな)企画でしたが、おかげでなんとか完走することができました。

 

 それでは当企画第11回、第13話挿入歌、最後の曲であり、最初の曲「夢がここからはじまるよ」編です。最後もいつも通り、歌詞解釈やっていきましょう!

 

 

はじめに

  夢がここからはじまるよ

    歌 :虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
    作詞:Ayaka Miyake
    作曲:中村 歩、野口大志
    編曲:中村 歩、野口大志


www.youtube.com

 

 この楽曲は夢に向かって一歩踏み出す同好会メンバーを支えた侑ちゃん(あなた)に対して、今度は夢に向かう侑ちゃんを(あなたを)支える応援ソング

かすみ「最後のステージに集まって頂いた皆さん、そして…モニター越しに見てくれている皆さん、今日は私たちと一緒に楽しんでくれて本当にありがとうございます!」

愛「ちょっとアクシデントもあったけど、みんなのおかげでこのステージに立つことができました!」

璃奈「今日はいろんなステージを回って、みんなと繋がることができて…とっても大切な1日になりました」

しずく「スクールアイドルフェスティバルは、みんなの夢を叶える場所。私たち同好会はグループとしてではなく、一人ひとりがやりたい夢を叶えるスクールアイドルとして歩き始めました」

果林「一人で夢を追うことは簡単ではなくて…それぞれがそれぞれの壁にぶつかったけど…」

エマ「その度に誰かが誰かを支えて、今日ついに大きな夢を叶えることができました」

彼方「私たちは一人だけど一人じゃない」

せつ菜「今までみんなに支えてもらった分、次は私たちがみんなの夢を応援します!」

歩夢「これからもつまずきそうになることはあると思うけど、あなたが私を支えてくれたようにあなたには、私がいる!」

 

侑「あ…!」

 

歩夢「この想いは一つ。だから 全員で歌います!」

9人「あなたのための歌を!」

 この9人の言葉がそれを物語っていて。

 

 こんな記事を書こうとしてますが、13話は全然見れていませんし、この曲も全然聴けてなく...それは単純に12話までの彼女らの歩み、成長、葛藤、悩み...色々なものが詰まっているからこそ気軽に聴ける曲じゃないからなんでしょうね(他人事?)

 

 最後くらいちょっとは良い記事にしたいんですけど如何せん語彙力がなく無理なのでいつも通りやっていきます。

 それではいきましょう、最終回、夢がここからはじまるよ編です。

 

 

 

歌詞解釈

La la la…
その手を伸ばして
La la la…
夢を追いかけて

 この曲は応援ソング。イントロの歌詞は侑ちゃん(あなた)に向けた言葉ですね。音楽科への転科試験を受ける。夢への一歩を踏み出そうとする侑ちゃんを応援する歌。

 

歩夢「あなたが私を支えてくれたように、あなたには私がいる」

(13話「みんなの夢を叶える場所(スクールアイドルフェスティバル)」より)

 今度はスクールアイドルのみんなが侑ちゃんや、夢を追いかけている人を応援する、同好会9人の想いとメッセージのはずです。

 

 

 

心のアルバムに
溢れてる思い出
こぼれた涙だって
今 輝き出すよ

 心のアルバム、そこにはこれまで同好会の10人で歩んできた思い出が沢山詰まっているはずで、それは楽しい思い出だけではなくて、苦しい時も、迷う時も、寂しい時も、悲しい時もありました。

 

ずっと一緒で仲良しの幼馴染が遠くへ離れて行くように感じたり、

誰かと想いがぶつかり合って悩んだり、

真っすぐであるが故に、自分一人で背負い込んだり、

正解のない世界に来て自分の在り方に迷ったり、

自分の想いが一番の友人にも届かずに、悩んだり、

コンプレックスを克服できず、逃げ出したくなったり、

お互いがお互いを想いあうが故に、自分の夢を諦めそうになったり、

本当の自分と向き合えず、本当の想いから目を背けそうになったり、

一人でステージに立つプレッシャーに負けそうになったり、

 

 果林がこの曲を歌う前に言っていましたね。

果林「一人で夢を追いかけることは簡単ではなくて、それぞれがそれぞれの壁にぶつかった」

 そんな大変な想いをそれぞれのメンバーがしてきたけれど、絶対に一人じゃなかった、誰かが助けてくれて、みんなで乗り越えてきたから、流した涙も輝きとして残っていくのでしょう。

 

 

 

広げた未来図 一緒にね
自由に描いて いたいけどね
出会えた大好きなら
迷わずに走りだそう

 広げた未来図、これはこれからの同好会のみんなの未来への希望を描くことでしょう。その未来図にはずっとずっと夢を描き続けるのだと思います。きっとこの未来図が完成することはないのではない、そんな無限の可能性を感じさせる歌詞でもありますね。

 

 では、いたい”けど”なのはなぜでしょう。

 

 ○○したいけど~の後に続く言葉って、○○したいけどできない、○○したいけど難しい。などと前の言葉を否定するような文章になりますよね。

 

 ”けど”という逆接の接続詞を使ったのはなぜなのか、少し引っかかるところなので一応私なりの一つの解釈を書いておきます。

 この歌詞の後ろに続くのは、せつ菜のパートで「出会えた大好きなら 迷わずに走りだそう」です。この歌詞は12話でせつ菜が歩夢に言った言葉を思い起こさせます。

大好きな気持ち、結局やめられないんですよね。

始まったのなら貫くのみです!

(12話 「花ひらく想い」より)

 本当はみんなで一緒に一つの未来図を描きたい、自分の思ったことを自由に描きたい、みんなそう思っている。

 

 でも、実際は思い描いた通りにはならなくて、後悔することもあるけれど、「大好き」のままにそれぞれがそれぞれの未来を描いていく

 つまりそれぞれが本当にやりたいことに向かっていくのがソロアイドルの虹ヶ咲なんですよね。だからそれぞれの地図(マップ)をそれぞれが描いていかなければいけない。

 

 例えば歩夢。侑ちゃんと”一緒に”未来図を描きたかったはず。でも、「歩夢自身が出会えた大好き」は止めちゃいけない。

 つまり、ずっと一緒に描いていくことはできないんですよ。でもそれが虹ヶ咲の在り方だから"一緒に"描いていたい"けど"なのでしょう。

 

 そして何よりもこの歌を届ける「あなた」に対しても。要するにこれが侑ちゃんや聴いている我々に向けたメッセージでもある、ということです。

 出会えた大好きに迷わずに走って欲しい、そんな想いが込められているのでしょう。

 

 

 

始まるんだ New Stories
あの日芽生えた勇気
時を超えて今
大きく咲いていくよ
遠く響け届け きみの思い
ほら 夢で開く新しいページ

 "あの日"

 

 これはみんなそれぞれの日を思い描いているはずです。あなたのおかげで芽生えた勇気が今、こうして大きな花を、そして虹を咲かせている。だから今度はスクールアイドルのみんなが、侑ちゃんに勇気を与える、背中を押していく歌詞、それが『遠く響け届け きみの思い』に現れているように思います。

 

 ちょっと話それますが、「想い」と「思い」の違いをご存じでしょうか。

 

 そのおもいの対象が心に明確に浮かんでいる場合は、「想い」

 そうでないもっと広い、やや抽象的な場合は「思い」

 

 と使い分けるそうです。きみの思いは後者ですね。そう考えると新しく始まる物語がまだ明確になっていない、そんなイメージなのかもしれません。

 きっとまだまだ未知数な夢に対しても、それをも応援する虹ヶ咲のメッセージなんですよね。侑ちゃんの「何か始まる、そんな気がした」ようなフワッとした夢、カタチになっていない夢でも大きくなって欲しい、遠くへ届いて欲しい。そんな「想い」があって、「思い」なのではないかなと感じますね。

 

 

 ”夢で開く新しいページ”という歌詞。

 ここでつい先日読ませていただいた、ぎぬまさんの記事を紹介します。とても良い記事ですので、是非ご一読ください。こちらの記事の「4.虹のふもとにあるものは...」という箇所を今回紹介しつつ、”夢で開く新しいページ”という歌詞を読んでいきます。

next-ginuma.hatenablog.com

 

虹のふもとが距離として近づけたとしてもきっとふもとに行くまでに消えてしまうものだと思います。

それと同様に夢にもゴールというものは存在しないと思っています。

ですが決してネガティブな意味ではないです。

私にとって

夢が叶う→また新しい夢が生まれる

その繰り返しがあるから楽しいし悔しい、たくさんの想いが溢れると思います。

虹が消えても、また次の虹が架かるみたいに。

 

(中略)

 

虹=夢 です。

 

 私もすごく納得のいく解釈だったので紹介させて頂きました。夢が叶った時が終わりということは無くて。一つの夢がかなうとまたそこから新しい夢が生まれる。それは夢も虹も同じことが言える、つまり虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会には終わりがない、だからこそ

夢見て憧れて また夢が見たいんだ
見たい 見たいんだ

「NEO SKY,NEO MAP!」より

 こう歌っていたんじゃないかなと思いました。

 

 これが、今読んでいる歌詞とリンクしているように見えませんか?

 

 「ほら 夢で開く新しいページ」

 

 新しいページを開く、ということは今のページが終わったということ。今のページが終わったということ⇒夢を一つ叶えたということではないでしょうか。この曲を歌っているのは、「みんなの夢を叶える場所(スクールアイドルフェスティバル)」。

 ここで一つ夢を叶えた虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会はまた新しい夢ができたからこそ”夢で開く”新しいページと歌う。これはイメージですが、ページを開く時って弧を描くような軌道じゃないですか?それも虹と同じだなと感じるので、虹を連想させる表現の一つなのではないでしょうか。

 

 

 

踏み出そうよ New Stage
きっと大丈夫だよ 誰より知ってる
願いは叶うよ!
新しい明日へと
さぁ 夢がここから始まるよ

 ”踏み出そうよ”という言葉は聴き手に誘いかけてくる表現。「あなたには私がいる」というあの言葉が浮かんでくるようですね。

 

 ところで「誰より知ってる 願いは叶うよ」というところ、少し違和感を感じませんか...?(決して悪い意味ではないです)

 

 叶うよ!は誰かしらに呼び掛けてるんです。誰に呼び掛けてるんでしょう。そして「誰より知ってる」は""誰が""と""何を""がないからわからないのです。あと誰の何が大丈夫なのか。

 

 これが解釈によって差が出るところかと思いますので少しだけ考えてみました。

きっと大丈夫だよ(誰に対して何が大丈夫なのか)

誰より知ってる(誰が何を知ってるのか)

願いは叶うよ!(誰に対してのメッセージなのか)

 

 私の解釈としては、『侑ちゃん(聴いているファン含む)に対して夢に向かう後押しをしている』、『ニジガクのみんな自身が、侑ちゃんのことを知っている』、『侑ちゃん(聴いているファン含む)に対して』

 わかりづらいかもしれませんが、私自身の解釈はこんな感じ。同好会のみんなは侑ちゃんの行動力も、熱い想いも、何もかも知っていて、それを尊敬しているのだと思うのです。(そう思える言葉を同好会のみんなが言っていましたね)

 

 つまり、「私たちは侑ちゃんのすごさを知っているから、侑ちゃんならきっと大丈夫」ということ。*1

 そんな侑ちゃんだから願いは叶うよ!と、メッセージを送るのではないかと思います。

 

 「新しい明日へと さあ夢がここからはじまるよ」

 これは明日という未来に向かっていくこと、そして『ここ』がいつだって夢の始まりになるんだよ、そういうメッセージに感じます。これを「あなた」の一人として会場で聴くことができるのが嬉しいですし、とても楽しみです。

 

 そして綺麗すぎるタイトル回収。

 

 夢の始まりを応援する、そんな最後の”ここから”始まるよなんですよね。

 

 

 

La la la…
その手を伸ばして
La la la…
キミだけの夢へ

 キミだけの夢へ向かって進んでいって欲しい、自分たちの夢を叶えた同好会のみんなだからこその歌詞ですね。

 

 曲を歌う前に自分たちがそれぞれの道へ進むことをみんなに向けて伝えたわけです。

しずく「一人一人がやりたい夢を叶えるスクールアイドルとして歩き出しました。」

(13話「みんなの夢を叶える場所(スクールアイドルフェスティバル)」より)

 そんな虹ヶ咲のみんなだからこそ、「キミだけの夢へその手を伸ばして」と歌ってくれる、それぞれの夢を追いかける背中を押してくれるんです。

 

 

 

「もしもひとりだったら…」
「キミとじゃなかったら…」
みんなとだったから
今日が輝くよ

 ここの歌詞は少しニュアンスの変化がとても好きです。広義で捉えれば、「一人だったら」、「キミとじゃなかったら」は同じような意味にも捉えられますよね。

 要は「一人ぼっちなら」というような感じ。

 

 あえて違う表現を使ったのはこの歌詞を歌うメンバー、つまりパート分けに詰まっているような気がするのです。

かすみ「もしもひとりだったら...」

果林 「キミとじゃなかったら...」

 かすみが独りだったシーンといえばこれですね

かすみ「かすみんはやっぱり...諦めませんよ!」

(1話「はじまりのトキメキ」より)

 かすみがひとりでも同好会を守り続けていたんですよね。

 

 もしあの時、ずっとひとりだったら、侑ちゃんと出逢うことがなかったら、せつ菜の存在の大切さに気付くことも、色々な可愛いがあるのを知ることも、そして何より、スクールアイドル同好会として活動することも、、何もできなかった。一人になりそう(なった)だったかすみだからこそ、もしもひとりだったら...と歌う。

 

 果林はエマがいたから、変わることができた。あれはエマじゃなきゃいけなかったんですよ。そして、ダイバーフェスの時も一緒にいるスクールアイドルの”仲間”、これまで遠ざけてきたキミがいたからあのパフォーマンスをすることができた。

 だから、キミとじゃなかったら、と歌うわけです。

 

 それがこの歌詞の微妙なニュアンスの違い、それがこのスクールアイドル同好会の在り方そのものでもあるのだと思います。

 

 

 あと、この歌詞から感じるのは、「ライバル、だけど、仲間」なんです。もしもひとりだったら...はどのメンバーにもそれぞれのエピソードがあって。

 どんな時もみんながいてくれたから、ソロアイドルだけど、想いを同じにする仲間がいたから、今日が輝く。

 

 メンバー全員がこの仲間がいたからここまで来られていて。まさしくライブ前に彼方が言っていた「私たちは一人だけど一人じゃない!」という言葉がこの歌詞に現れているような気がします。

 

 

 

それぞれの道へ 走ってく
姿が胸を 震わせて
ココロからココロへと
夢が広がってくよ

  今度は逆に「仲間でライバル」を感じさせる歌詞です。それぞれの道、或いは夢へ走っていく。そんな仲間を見て自分自身の道を更に進んでいく、そんなそれぞれのやりたいことが詰まった歌詞だなと感じます。

 

 それぞれの道へ走ってく、そのココロからみんなに夢が広がっていく。

 

 SIFはそうして生まれたイベントでした。10話で侑ちゃんがSIFを開催したい、そう話したときにこう語っていました。

侑「そこにいるみんなの心が強く響き合って、新しい大好きが生まれる!」

(10話「夏、はじまる。」より)

 今日のこのイベントは侑ちゃんのココロからみんなのココロが強く響き合ったイベント。まさにココロからココロへと夢が広がった瞬間で。

 

 こんなメッセージをもらった侑ちゃんはきっと欲しかった”自信”が芽生えたように思えます。このフェスティバルをやりきって最後の最後に待っていた「あなたのための歌」。怖がらないで自分の夢へ向かっていく自信。侑ちゃんが同好会から受け取ったもののように感じますね。

 

 

 

奏でよう New Stories
あの日受け取った勇気
時を超えて今
送りたい 私からも
もっともっと届け 熱い思い
エール!夢に向かうその背中へ

 2番の歌詞は、もう、この通りです。(急に雑)

 

 サビに関しては解釈も何もなくて。私はここから受け取ったのはいまを一生懸命生きるってことだけなんです。夢がある人にとっては夢に向かうあなたの背中を押す歌ですし、いま夢がない人にとっては1話の侑ちゃんがそうであったようにいまを一生懸命生きてトキメキを探して走っていくしかないんですよ。

 

 みなさんがこれを聴いて受けとったもの、それが全てです。その全てが彼女らから受け取ったエール。

せつ菜「今まで支えてもらったぶん、次は私たちがみんなの夢を応援します!」

歩夢 「これからもつまづきそうになることはあると思うけど、あなたが私を支えてくれたように、あなたには私がいる!」

歩夢 「この想いは一つ、だから、全員で歌います!」

9人  「あなたのための歌を!」

(13話「みんなの夢を叶える場所(スクールアイドルフェスティバル)」より)

 

 

 

踏み出そうよ New Stage
だって大丈夫だよ どんな時だって
諦めないでくれた
新しい夜明けだね
さぁ 夢をここから繋いでいこう

 侑ちゃんがこの物語の中で諦めたのは、SIFのステージだけ。それも雨のせい、もう、人の力ではどうしようもない、そんな時だけでした。

 

 みなさんも侑ちゃんのことを振り返ってみて欲しいです。彼女は自分自身や仲間が壁にぶつかったとき、1回でも諦めることを選んだでしょうか。

 諦めない、そんな人に新しい夜明けはやってくる⇒明るい未来がやってくるのだと思います。そして、そんな明るい未来から夢は繋がっていくものではないでしょうか。

 

 

 

もう ほどけないように ぎゅっと
胸のリボン結んだら
行こう!(行こう!)
あの 虹の先で
奇跡が待ってる!

 これ、何が良いって、歩夢が「胸のリボン結んだら」って歌えることなんですよね。

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 こういうことですよね...全員曲でこれを歌う意味ですが、それぞれが自分で夢に向かっていく、そんな想いの描写としての胸のリボンなのではないかなと考えています。

 それを歩夢が歌うことによってより強いメッセージとして侑ちゃんに伝わるのではないでしょうか。*2

 

 虹の先に待っているもの、先ほどご紹介した記事では「虹のふもと」について言及されていましたが。

 

 そして、その虹の先に待っているもの、それが奇跡なのだと彼女たちは歌います。虹の先へ行く、ことは物理的にはできない。そもそも奇跡とは通常ではありえないことを指す言葉ですから。虹の先は奇跡、そうなのかもしれません。

 

 

 だけれど、その奇跡が待ってるのだと彼女らは歌う。先ほどのぎぬまさんの解釈を引用させていただくなら、虹=夢を追いかけた先には必ず奇跡が”待っている”のだと、果てしなく遠いところでも必ず。

 だから”虹の先”=”夢を追いかける”ことを怖がらずに、諦めずに前に進んで欲しい。それが彼女らのメッセージなのかもしれません。

 

 

 

名前を呼ぶ声
聞こえてくる度に
高鳴ってく鼓動
強くね なれるんだよ
もっともっと届け 熱い思い
ずっと、ずっと、ありがとう

 名前を呼んでくれる仲間がいる、そんな仲間の声を聞く度に高鳴る鼓動。侑ちゃんの声、あるいは同好会メンバー、あるいはファンのみんなが私たちに強さをくれた。その強さはみんな一人では得られなかった。だからこそ、もっともっと熱い思いが色々なところに届いて欲しい。

 

 そしてそれに対しての同好会メンバーからの”ありがとう”なのだと思います。

 

 ちょっと歌詞解釈から、はずれた話ですが、書きたいので書きます。私たちファンと、スクールアイドル(虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会)も同じ。お互いに名前を呼ぶ声が聞こえてくるだけで、鼓動は高鳴る。無観客ライブで開催した2ndライブ、やっぱり私たちファンが名前を呼ぶ声が虹ヶ咲のみなさんの力になっているんじゃないかなとそんな風に感じます。

 

 勿論私たちもそう、虹ヶ咲のみなさんのライブでまた明日も頑張ろうと思う、これも一つの強さだと思いますし、大切なことを気付かせてもらったりもする、これも強さ。

 だからこそ、私たちは虹ヶ咲のみなさんにずっとずっとありがとうを伝え続けるし、虹ヶ咲のみなさんも私たちファンにありがとうと言ってくれるのだと思います。

 

 

 

始まるんだ New Stories
あの日芽生えた勇気
時を超えて今
大きく咲いていくよ
遠く響け届け きみの思い
ほら 夢で開く新しいページ
踏み出そうよ New Stage
きっと大丈夫だよ 誰より知ってる
願いは叶うよ!
新しい明日へと
さぁ 夢がここから始まるよ


La la la…
その手を伸ばして
La la la…
夢を追いかけて

 最後の最後にもう一度、侑ちゃんへ(あなたへ)エールを送る。改めて、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会から受けとるメッセージ。

 

 夢を叶える場所でまた夢がはじまる。SIF開催という夢を叶えた侑ちゃんが音楽をやりたい、音楽科に転科したい、という新しい夢がはじまる

 

 そんな目の前にいるみんなに”夢”に対して歌うニジガクの9人。

 

 侑ちゃんに客席で聴いて貰ったのは、ニジガク9人からのメッセージをフェスティバルの運営者:高咲侑としてではなく、ひとりのあなたとして聴いて欲しかったから。そして集まってくれたみんなに対してもこのメッセージを伝えたかったから。それを一人のあなたとしてニジガクの9人から受け取ることのできる3rdライブ、そのメッセージをしっかりと受け取りたいですね。

 

 

 最後にこの「夢がここからはじまるよ」というタイトルについて少しまとめます。

 

 記事中にも書いたことですが、この楽曲が歌われたSIFというイベントは「みんなの夢を叶える場所」なんですよね。みんな、というのは誰を指すかというと本当にみんなです。同好会メンバーも、東雲のスクールアイドル部も、藤黄のスクールアイドル部も、侑ちゃんも、コペ子も、今日子ちゃんも、演劇部の部長も、流しそうめん同好会のみんなも、集まってくれたみんなも............(書きたいだけの人何人か混ざってない?)

 

 そのみんなの夢を叶える場所であったわけです。その最後に夢がここからはじまるよ、と歌う。

 

 このメッセージは夢を叶えた時から新しい夢がはじまる、この場所で叶えた夢はここからはじまる、そんなゴールのない、果てしない旅なのだと思うのです。虹のふもとにたどり着いた時が夢が叶う時であり、また新たな夢に向かって歩んでいく。虹のふもとはもっとずっと先だから。

 

 虹=夢の先に待っているのが奇跡。奇跡=夢。

 

 あの虹の先で待ってる奇跡(夢)が、今ここからはじまるよ、そんなメッセージなのではないでしょうか。

 

 

 

おわりに

 というわけで夢がここからはじまるよ編でした。

 

 さて、3rdライブが本当に目の前に迫ってきました。私自身この企画を通して、TVアニメを軸としたライブを、彼女らの物語を、彼女らの想いを全力で受け止める準備、それをずっとしてきたつもりです。

 

 夢のはじまりにいよいよ立ち会うことができますね...たぶんそこには現地も配信も関係なくて。かすみんが言っていたように、モニター越しに見ているみなさんも夢のはじまりの一部なので。

 是非、現地の方も配信の方も全力で、とにかく全力でこの夢のはじまりを見届けましょう、そしてみんなの夢を叶える場所でありますように、みんなの夢がはじまりますように。

 

 

 

 さぁ 夢がここからはじまるよ

 

 

 

 最後に、もう一度言わせてください。私の拙文にお付き合いいただき、本当にありがとうございました。

 

 みんなの夢を叶える場所へ、夢の始まりへ!!!

 

 

 

*1:これは”あなた”のための曲でもあるため、応援してくれたファンのみんなののおかげでここまでこられた、だからみんなも願いを叶えられるよ!というメッセージでもありますね

*2:歩夢のソロ2曲は侑ちゃんが見守っているので侑ちゃんにとってより強いメッセージになるんですよね