はりのラブライブ!メモ

ラブライブ!への『大好き』を叫ぶブログです

3rdライブに向けて~Awakening Promise編~

 

 みなさんこんにちは、はりです。

 

 前回記事に引き続き、3rdライブに向けての歌詞読み企画をやっていきます。

 こちらの記事を読んでいない方は先に読んでいただければ嬉しいです。 

 

<企画説明記事>

 

<前回記事(VIVID WORLD編)>

ynhk.hatenablog.com

 

 

 ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 3rd Live! School Idol Festival ~夢の始まり~まで後2日!

 

 

 というわけで、今回は本企画第10回、第12話挿入歌、Awakening Promise編です。まさかここまでこれるとは...ついに後2曲、ソロ曲は最後となりましたが、今回も歌詞解釈やっていきますよ。

 

 

 

はじめに

  Awakening Promise

    歌 :上原歩夢(CV.大西亜玖璃)
    作詞:Ayaka Miyake
    作曲:Keisuke Koyama
    編曲:Keisuke Koyama


www.youtube.com

 

 この楽曲は歩夢の2曲目のソロ曲ですね。唯一2曲のソロ曲を持っている歩夢ですが、Awakening PromiseはDream with Youのアンサーソング的立ち位置でしょうか。

 Dream with Youとの関係性も絡めながら読み取っていければ良いかなと思っております。(一応Dream with Youの記事も貼っておきますので読んでいない方は是非読んで頂けると嬉しいです。)

ynhk.hatenablog.com

 

  この楽曲においては1番は今までの歩み、2番以降は今からの歩みを歌った楽曲なんですよね。と言うのも2番は特に未来を歌う表現が多いのが歌詞を読むとわかります。

 

 ライブまで後2日ということで、現地で参加される皆さんも配信で参加される皆さんもアニメを見返したり、曲を聴き込んだりなど、色々と準備をしていることと思います。

 読んで頂くお時間も少ないと思いますので、あまり長くなりすぎないようにしたいと思っております(希望)ので、よろしくお願い致します。

 

 それではいきましょう、Awakening Promise編です。

 

 

 

歌詞解釈

この胸に蒔いた
小さな種をあたためて
気付けば夢中で追いかけた
その温もりを感じて

 この胸に蒔いた小さな種、これは”スクールアイドル上原歩夢”の種のことでしょうか。

 Dream with Youにこんな歌詞がありました。

芽生えてた気持ちを見ないフリして

「Dream with You」より

 

 せつ菜のライブを見た時にすでに蒔いていた種。そこから芽生えていた気持ちに正直になれたのが1話の最後のシーンでした。

 そこから夢中で追いかけてきたのがスクールアイドルだったのだと思います。

 

 その温もり、という言葉も聞き覚えがありますね。

繋いだ手 その温もり
胸いっぱいの勇気をくれたから

「Dream with You」より

 

 侑ちゃんの温もり、幼馴染としてのそれが歩夢に勇気を与え続けてきていたのでしょう。”あの時”の温もりを感じて、これまで夢中で追いかけてきた、そうこれまでの歩みを振り返っているのだと思います。

 「気付けば」や「追いかけ”た”」、という過去を表す歌詞からも分かりますね。

 

 

 

ねぇ おんなじ空 眺めて
遠い夢見てた
あれから 巡った季節 今
ふたりをここへ 運んできたね

 ここもDream with Youの歌詞を連想させる歌詞です。空、夢などの言葉からイントロのこの歌詞との結びつきがあるように思います。

飛び立てる Dreaming Sky
一人じゃないから

「Dream with You」より

 

 ねぇ、というのが誰かに語り掛けるような歌詞ですね。じゃあ誰に語り掛けるのか、ですが、当然侑ちゃんです。あれから、というのはきっと「スクールアイドルやってみたい!」と告白してDream with Youを歌った”あの時”でしょう。

 おんなじ空、というところの解釈については、侑ちゃんと歩夢が同じ空を眺めていた、というのがそのままの解釈になります。

 

 遠い夢というのは、実現が遠い、という意味と歩夢が見ている夢と侑ちゃんが見ている夢が遠い、というのもあるのかなと思います。前者に関して単純にあの頃の歩夢にとっての夢との距離。後者は歩夢にとっての夢と侑ちゃんにとっての夢との距離ですね。

 

 あれから季節巡った、という表現ですが、季節が巡る、というとかなり長い月日の経過を感じさせます。

 

 12話の日付としてはスクールアイドルフェスティバル(以下SIF)の前日かその少し前くらい。SIFは夏休みの頃と考えると8月中旬くらい。1話の侑ちゃんとの約束を4月はじめから半ばくらいだと考えると、約4ヶ月なので、それほど長い月日は経っていないんですよね。

 それをこう表現したのは、この4ヶ月の歩夢の歩んできた日々がそれほど濃い時間だったのかなと思えますね。

 

 そしてその時間が二人をここへ運んできた。「ここ」というのはすれ違っていた想いが一緒になった「いま」。違う道に進むことを決めた二人の想いが一緒になった、ということなんですよね。

 

 

 

 1話の時に侑ちゃんと一緒に同じ空を眺めて遠い夢を見ていた。その時からたくさんの時間が経って、今二人でここにいる。

 歩夢にとってきっと濃い時間であったこの4ヶ月を振り返っている歌詞がこの1番Aメロ後半なのだと思います。それはこの歌詞、あるいは12話最後のモノローグからもわかりますね。

退屈だった 憂鬱だった
あの頃からは想像もつかない
目まぐるしい でも楽しい
そんな日々が続いて行く

開花宣言」より

 いまは目まぐるしくて、でも楽しい日々。歩夢にとっての日々が大きく変化していることが分かります

 

 

 

昨日とは違う
風が心を締めつけるけど(ずっと)
思いは繋がってるから

 昨日とは違う風が心を締め付ける、これもDream with Youの歌詞が浮かんできますね。

優しい風が 私を包むから

「Dream with You」より

 

 今はあの時とは違う風に感じている歩夢。それは侑ちゃんとの関わり方、関係の変化によってでしょう。常に傍にいたあの時とは違う、だから歩夢にとって苦しく感じているのかもしれません。

 

 余談ですが、風は常に私たちの周りにあるもの、つまり歩夢にとっての侑ちゃんの存在を比喩的に表しているのでもあるのではないかなと。1話の時は優しい風が包んでくれる、そう感じていた歩夢も時間が経つにつれ、色んな葛藤の中で苦しいものに変化したのではないかと思います。

風の描写、宇宙一好き(言い過ぎ)

 

 11話で侑ちゃんが夢の話をしようとした時に遮ったのはこれ以上変わってほしくないからだったのかもしれません。ですが、SIFの準備の中でせつ菜から受け取ったもの、そしてなんといっても侑ちゃんから受け取った、ローダンセの花。歩夢にとって一番大切ことを改めて気付かせてもらったのではないかと思います。

 

「変わらぬ想い」

 

 

 劇中で歩夢が過去の話をよくしていたのはきっと変化が怖い、あるいは不安だからでしょう。

(例えばこのシーン)

 その変化することに対して変化しないものがあることを教えてくれたことが歩夢にとって何よりも救いだったはずです。それに気付くことができたのが「思いは繋がってる」という歌詞に現れているんですよね。

 

 

 

明日へ続く 並木の道
希望の花が咲いていくの
あなたが私にくれた
勇気を抱いて…

 ここから連想される歌詞がやっぱりあります。

歩き出そう Dreaming Way
未来へと続く

「Dream with You」より

 

 Dream with Youではスクールアイドルを始めた歩夢が歩く道、という風に読みました。Awakening Promiseでもイメージとしてはあまり変わらないと思います。

 

 ただここでは明日という明確な目標(?)があるんですよね。未来へと続く夢への道、というようなやや曖昧なニュアンスから変化していることが分かります。並木の道というのは道に沿って木が植えられている道。少し言い換えれば道がはっきりしているんですね。

 並木の道ではないですが、まさにこんなイメージですね。歩夢の進む道と侑ちゃんの進む道。はっきりと見える明日への道に希望の花が咲いていく。もう不安があった頃の歩夢とは違う。想いが繋がっていることを知っているからこその歌詞でしょう。

 

 

 MVは絡めずに歌詞を読んでいくというコンセプトでしたが、ここはちょっと難しいので少しだけ。

 「希望」というのは、歩夢の踊るステージ上にある、ガーベラの花言葉です。黄色のガーベラを渡すシーンが12話にありましたが、「愛」という花言葉以外にも「希望」という花言葉があります。(これは色に関係なく、ガーベラ全般が持つ意味だそうです。)

 

 そんなガーベラが咲いていく、明日へ向かう道。想いは繋がっていること、そしてファン*1のみんなからの愛を認識できた歩夢はあなた(侑ちゃん)がくれた勇気を胸に、一人で*2明日へ向かう道を歩いていける強さを持っているんですね。

 ここでいう「一人」は勿論「独り」ではなく自立して、というニュアンスです。

 

 

 

ほら笑顔でね 交わす約束
そう 鮮やかに 咲かせていくの
きっときっとね 強くなるからね
(I Promise to you)
伝えよう 沢山のありがとう

 笑顔でかわす約束はどんな約束でしょう。

 

 これはみんなのために歌うことだと考えられますね。11話の最後、約束ではないですが、歩夢の想いを侑ちゃんに伝えたシーンがありました。

歩夢「私、侑ちゃんだけのスクールアイドルでいたい。だから…私だけの侑ちゃんでいて」

(11話「みんなの夢、私の夢」より)

 

 でも12話のファンのみんなそして、侑ちゃんとの関わりの中で大切なことに気付いた歩夢は、こう約束しました。

歩夢「私は...みんなのために歌うよ」

(12話「花ひらく想い」より)

 侑ちゃんのためだけじゃない、みんなと一緒に歩んでいく、そんなスクールアイドルになることを約束したわけです。

 

 あの時*3蒔いた種をずっと温めて、芽生えたものを今度は鮮やかに咲かせていく。歩夢の成長が花に表されているのがなんとも”らしさ”を感じる歌詞です。*4

 

 最後のワンフレーズからは12話最後のシーンの「侑ちゃん、今までありがとう」という言葉が思い浮かびますね。

 ですが、歩夢が伝えたいのはもう侑ちゃんだけではありません。

 応援してくれるファンのみんな、一緒に夢に向かっていける同好会の仲間、みんなに向けての想い。だからこそ「沢山のありがとう」なのでしょう。

 

 

 

私らしく進もう
描いた未来
いつかいつか 叶えよう…!!

 私らしく進もうと改めて思えた。1話の時もそう思っていたんです、真っ直ぐ私らしく、と。大きく成長して改めて歌い上げる、「私らしく」は本当の意味で自分らしさを見つけた証なのではないかと思います。

 

 

 

違う景色見て
違う時を過ごしても
届けたい思いは 空越えて
心と心 結ぶんだね

 スクールアイドルに出会う前は同じ景色を見て、同じ時を過ごしてきたのだと思います。

 

 そんな二人もスクールアイドルを始めてから全く違う景色を見るようになりました。歩夢はスクールアイドルをする中でたくさんのファンができた。侑ちゃんはみんなのステージを見る中でSIF開催、音楽をやるという夢を持つようになった。

 そんな2人ですが、届けたい思いは空をも超えていく。これまで”一緒”じゃないと嫌だったのが、今は一緒じゃなくても心と心で繋がっているからこれからはもう不安になったりしないのだと思います。

 

 これも以前の記事で書いたように、違う道に進み始めた時に気付くことではなくて、後から『気付く』ことなのでしょう。

 

 

 

私 この道を
歩いてくって決めたんだ もっと(この)
ときめき 大事にしたいから

 

 この道とは、歩夢のスクールアイドルとしての道。つまり”明日へ続く並木の道”なんですよね。みんなのために歌うスクールアイドルになる。という歩夢の決意です。

 

 この「ときめき」はせつ菜のライブを見て感じたあの時のトキメキとは少し違うのかもしれません。トキメキというのは前に進んでいくことに対するトキメキだと私は思っています。

 「前に進むって、大切なものが増えていくってことなのかな」という歩夢の言葉。

 

 大切なものが増えていく、そのことに対するトキメキを大切にしたい、そう思ったのではないかなと。そして何よりも、この道(自分の道とも言い換えられますね)を歩いていくことにトキメキを感じている、ということが歩夢にとって大きな成長が詰まっているんですよね。

 侑ちゃんと一緒でないと進めない、そう思っていた歩夢が「この道を歩いていくこと」をトキメキだと感じ、それを"もっと"大切にしたい、と思うのは言葉以上に大きなことなんです。

 

 「みんな」のために歌うスクールアイドルになることを決意した歩夢だからこそ、大切なものが増えていくときめきを大事にしたい。そう思ったのではないでしょうか

 

 

 

諦めかけた涙の日も
いつの日にか 咲いていくの
みんなが教えてくれた
勇気の力

 諦めかけた、のは何か。

 

 それはきっと歩夢にとって侑ちゃんのためであったスクールアイドル活動。いつの日にか咲いていく、というのはそんな日もいつの日か大切な日になるということ

 

 じゃあみんなって誰でしょうか。

 

 それは同好会のみんなであり、今日子ちゃんをはじめとするファンのみんな。

せつ菜「始まったのなら貫くのみです」

(12話「花ひらく想い」より)

 この言葉が一番歩夢に勇気を与えたのではないでしょうか。変わることを恐れない勇気かもしれないし、自分がやりたいことに真っすぐに向かっていく勇気かもしれない。

 色々な葛藤があった歩夢にとってファンの存在と、最後に背中を押してくれたせつ菜から勇気の力を教えてもらったはずです。

 

 

 

どんなときもね まっすぐにね
愛を込めて 歩いていこう
小さくたって
今日も踏み出すよ
(I Promise to you)
出会いたい 沢山の笑顔

 未来への道を歩み始めた歩夢はもう道に迷うことはない。みんなのために歌う、という歩夢自身の想いが明確になって、そしてみんなのおかげで元気、勇気を貰えた歩夢だから真っ直ぐに夢に向かって一歩一歩歩いていける。

 

 それは小さな一歩かもしれませんが、愛をこめて確実に一歩ずつ進んでいく、そんな歩夢の新たな想いを感じますね。

 

 先ほども書きましたが、侑ちゃんのためのスクールアイドルだったのが、沢山の人の笑顔に出会うために、夢に向かって歩いていく。それは歩夢にとって大きな大きな成長です。

 

 

 

道の途中 振り返れば
夢見つけたあの日の
私にこの胸 張っていたい
歩み 止めないよ…!!

 歌詞はCメロに一番伝えたい想いが歌われていると思っているんですけど。

 

 夢見つけたあの日、それはDream with Youを歌ったあの日のこと。

 今は夢への道の途中ですが、振り返った時に、勇気を出してスクールアイドルやってみたい、そう言えたあの日の私に胸を張っていたい。これまでの歩みも夢に向かう道だと、そう捉えることができているのだと思います。

 

 これまでは不安な思いも嫌な思いもしたけれど、勇気を出したあの日の私を肯定できている。本当にそう思うことができた。

 

 

 

明日へ続く 並木の道
希望の花が咲いていくの
あなたが私にくれた
勇気を抱いて…
ほら笑顔でね 交わす約束
そう 鮮やかに 咲かせていくの
きっときっとね 強くなるからね
(I Promise to you)
伝えよう 沢山のありがとう


私らしく進もう
描いた未来
いつかいつか 叶えよう…!!

 1番のサビと同じ歌詞なので例によって詳細は省略します

 

 改めて。

 

 明日へ続く並木の道、それは歩夢がスクールアイドルとして夢に向かう道。勿論みんなのためのスクールアイドル。自分の本当に好きなこと、やりたいことを表現するため*5に、私らしく自分の想いを”みんな”に伝えるために。

 歩夢の成長、気付き、それによって今度は歩夢がファンのみんなに勇気を与える、そんな未来があるととても素敵ですね。

 

 

 

おわりに

  はい、というわけでAwakening Promise編でした。

 

 今回はDream with Youと絡めながら書いていきました。割と思いつきで書いているので的外れな事書いてるかもしれませんし、逆に他にもつながっている部分はあるかもしれません。が、アンサーソングとして書かれている、そう感じるような歌詞の関係が見えたのはとても面白いんじゃないかなと思います。

 

 といったところで今回はここまでにしようと思います。

 

 お読みいただいた方、ありがとうございました。

 

 次回は、ラスト回、「夢がここから始まるよ」編を書いていきます。 色々書きたい気持ちになっているのですが、明日の記事で少しだけ書きましょう。

 

 

 今回もお付き合いいただきありがとうございました(*^_^*)

 ついに明日が最後の記事です...!最後までよろしくお願いします!!!

 

 

 それでは~

 

 

*1:今日子ちゃんたちをはじめとするファンのみんな

*2:侑ちゃんと離れたくない、一人じゃ前に進めない、という依存からの脱却

*3:せつ菜のライブのシーン

*4:というと、やはりここでも2ndアルバム「開花宣言」を思い起こします

*5:2話のPV撮影でこう語っていましたね