はりのラブライブ!メモ

ラブライブ!への『大好き』を叫ぶブログです

熱さをくれる願い ~Liella!3rdライブ感想 総括~

 

 みなさんこんばんは、はりです。

 

 ついに7都市14公演にも及ぶ『ラブライブ!スーパースター!! Liella! 3rd LoveLive! Tour ~WE WILL!!~』が幕を下ろしました。(もう1ヶ月半経ってますが...)

 

 最高に熱く、最高に楽しく、そしてちょっぴりの不安も抱えながら駆け抜けてきた季節。既に3本の記事を書きましたが、各会場(各公演)の感想という形でしか残していないため、Liella!3rdライブの感想をライブツアー全体の振り返りとして残しておきます。

 はやくもあれから1ヵ月が経ったいまですが、あの時間は全く色褪せることなく、自分の中に残っています。

 

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 たぶん自分のための記事にしかならないと思いますが、自分にとって最高に熱く駆け抜けたこの季節を残しておくため、そして、次に繋ぐためのものとしてここに記しておこうと思います。

ちょっと胸おどる素敵なこと
なにかあるたび書きとめておくの
大好きな曲も 空模様も
全部伝えたいよ 早く

「Shooting Voice!!」より

 

 

 

駆け抜けた季節

 今回私が参加した公演は、

・宮城公演Day1

・愛知公演Day1

・大阪公演両日

・東京公演両日

・埼玉公演両日

 の計8公演。宮城公演2日目は配信での参加でした。14公演中の8公演ですから半分以上に参加していることになりますね...。で、何が見たくてこんなに参加するのか、ということを自分自身で考えたことがありました。

 

 でも答えは簡単でした。

 

 それは、『いま』を全力で楽しむため。

 

 こんなにも熱さをくれるラブライブ!スーパースター!!があって、Liella!がいて、その瞬間を共有できる。だからLiella!に会いに行って、全力で楽しみたかった。

 

 

 そしてこれは3rdツアー開幕前にある企画で『どんなライブにしたいか』という質問があった時に答えたことです。

 これの真意はいくつかあって、9人の物語であり18人の物語であるラブライブ!スーパースター!!はいましかない瞬間だってことがまずひとつ。2期生が加入したことによるLiella!というグループの物語を受け取りたいということがひとつ。そしてその物語を受け取ることによって、彼女たちの様々な想いを受け取るということだったんですけど。

 

 8公演ものライブを現地で受け取ることが出来たのは本当にかけがえのない宝ものだって、心の底から感じられるし、そう感じさせてくれるのは他でもないLiella!で。全ての公演で良い意味で違う姿を見せてくれて、そのどれもに想いがあったライブだったなと、振り返ってみて思います。

 いましかない瞬間を全力で楽しむために、全力でLiella!を追いかけるために、たくさんの時間を共有してきたことが本当に大切なものになりましたね。

 

 Liella!と共に駆け抜けた時間、宮城公演の時に感じていたワクワクは回を重ねる毎にLiella!の成長を感じさせられ、毎回驚きを感じ、そしてツアーファイナルが近付くにつれて寂しさを伴っていって。時が過ぎていくってこういうことなんだって、リアルな時間から感じさせられました。

 でもその寂しさがあるからいまに全力になれる全力でいたい、ということにも改めて気付かされた気がします。Liella!の活動が始まってから常にトップスピードで走ってきたということは、あくまでもLiella!がスクールアイドルで、限られた時間の中で輝いていることなんだって。Liella!を追いかけていれば誰しもが感じるようなことを、『ライブツアー』というものの中に改めて感じさせられたんじゃないかと思うんです。

 

 そしてそんな時間を全力で駆け抜けたからこそ、

 

 最高に楽しかった

 

 だからこそ3rdライブツアーというひとつの季節が終わるのが寂しかった。

ずっと終わらないで 時がとまればいいのに
いま目の前にひろがる この景色あと少し見ていたい

「ユニゾン」より

 いまという最高の瞬間を最高に楽しんでいるからこそもっともっとこの景色を見ていたいと思ったんですよ。だって、最高だった”いま”が”過去”になった”今”、あの景色は最高だったって思っていることが何よりもあの瞬間が最高だったことの証明になっているから。

 きっと絵森さんのユニゾンでの涙ってこの駆け抜けてきた季節そのものと、駆け抜けてきた季節に懸けてきたものがあの瞬間に、あの歌を歌うことで溢れてきたからだったと思って。こと最後のMCにおいてはその葛藤が語られましたが、この季節が宝物になったから。だから終わって欲しくなかったと思うし、自分だってずっとこの季節を過ごしたかった。

 

思い出作りってやつじゃなくてさ
いっしょにいたいだけだ

「水しぶきのサイン」より

 きっと参加していた人は同じ気持ちなんだと思うんですけど、思い出を作るために瞬間を共有したわけじゃなくて、ただただいましかない瞬間をいっしょにいたいって、いましかない瞬間を全力で生きたいんだって。そうやってLiella!との時間を過ごしたんじゃないかと思うんです。

 

 そんな純粋ないまを楽しむ気持ちがダブルアンコールという『キセキ』を起こしたんじゃないかなって。最高に楽しくて、最高に熱くて、最高に高鳴っているから、だからもっと『イマ』をLiella!と一緒にいたい。愛おしい『イマ』を終わらせたくない。

大事な宝物が増えてく
君がいれば 未来まで光るよ
時間も忘れるくらい
ここはいちばん素敵な場所なんだ
いつまでもずっとその指とまらせて

ユートピアマジック」より

 ダブルアンコールが、駆け抜けてきたこの季節の熱さを何よりも証明するものだった。だから自分も全力で、もう一度Liella!をステージに呼び戻すために『Liella!コール』をしていたし、それが届いたんだって感じられたのが自分にとって3rdライブの時間がくれたものだったなって思います。

 

 でもそんな時間だからこそ『ライブって夢の時間』*1なんですけど、Liella!がこう歌う限り、過去の時間にしがみつくことが正解ではないんですよ。

明日はどんなときめきを奏でようかな
変えようよ未来を ずっと夢追いかけるよ!

「追いかける夢の先で」より

 だから止まらない時間の中でLiella!と共に駆け抜けたこの季節を、この先も大切にしてまたLiella!の夢を一緒に追いかけていきたいんですよね。

 いまこの瞬間のLiella!というグループが描いた物語はこの季節の中にこれでもかというほどに詰まっていて、その軌跡が鮮明に残っている。これを大切にしながら次の季節をまたLiella!と一緒に走っていきたいし、新しい景色をLiella!と一緒に見ていきたいなと思います。

 

 

 

仲間と共有すること

 これは参加した8公演の連番者の話です。

 

 1公演目の宮城Day1は1st、2nd、MTVと連番してきた人と。

 2公演目の愛知Day1は宮城Day2で連番しようとして叶わなかった人と。

 3公演目の大阪Day1、4公演目の大阪Day2は凄く自分と似た境遇、そしてあの大阪城ホールへの想いがある人と。

 5公演目の東京Day1は初めてのLiella!のライブに来てくれた人と。

 6公演目の東京Day2は自分と同じくLiella!から色々な力を貰っている人と。

 そして7公演目、8公演目の埼玉公演では大切な3人の友人たちと。

 

 連番参加することにはたくさんの意味があるとは思うんですけど、そのうちのひとつに『想いの共有』があると思っていて。そういう意味でひとつ大きなポイントになったのが大阪公演でした。自分と似たような熱い想いを持った人が隣にいることで、曲やパフォーマンスから受け取るものって考えられないくらい大きなものになって、特に大切な曲を受け取ることにおいてはそれが顕著になるんですよね。

 そんな中で私の中でより大切な曲になったのが『Go!! リスタート』で。私自身あの曲は会場で受け取れば受け取るほど沢山のインプレッションを感じていった曲なんですが、2ndライブ千秋楽の会場であった場所、そこに似たような想いをもっていた連番者がいたことでより意味のある曲になった気がします。

 

 そして東京公演Day1では初めてLiella!のライブに行く人を誘いました。Liella!をはじめから全力で追いかけている人ではなかったんですけど、参加が決まってからアニメ2期を一気見してくれたり、色々なことに熱い人だったので、Liella!の想いとかいまの瞬間とか、物語を一度見て欲しいと思ったから誘ったんですよね。

 きっとLiella!の想いは彼にも伝わっていたとは思いますし、その中でLiella!から”何か”を受け取ってくれたと思うので、あの瞬間を一緒に過ごせて良かったなと思いますね。(座席確認をすると『Sブロック』だったんですが、アリーナの座席表には『Sブロック』が無いうえに会場入ってみたらアリーナ最後方ブロック、しかも一番後ろの列だったってのもいまとなっては笑い話で良い思い出ですね)

 

 

 

追いつけ、追い越せ

 

 TVアニメ2期のテーマであったこの言葉はこのツアーの中でも大きなテーマであったように感じます。

熱量と練習量と、四季ちゃんのパフォーマンスに追いついて、そして追い越してっていうのを目標に今回3rdライブツアーを走っていきたいと思います。

3rdライブ宮城公演Day1大熊和奏さんMCより

 キャストさんにとってはTVアニメで沢山成長したメンバーもそうでしょうし、当然2期生にとっては1期生に『追いつけ、追い越せ』であったでしょう。そして、ツアーであるからこそ公演を重ねる毎に過去のライブを、過去の自分を越えていくもっと言えば2期6話できな子が語ったように、9人のLiella!として、5人のLiella!を追い越すことはこのツアーの大切なテーマであったはずなんです。

 

 アンコールの幕間映像では岬なこさんがこう話されました。

5人から9人になってもお互いで高め合いたいなっていうのが一番にあって。

アンコール幕間映像より

 

 Liella!というチームとして、Liella!のメンバー個人として、常に上を目指し続ける姿は本当にカッコ良いなって改めて思いましたし、何よりももっとレベルの高いパフォーマンスを魅せるためにストイックに高め続けることはLiella!として、メンバーとしての本気を感じるんですよね。歌にしろ、ダンスにしろ、表情にしろ、ファンサにしろ、なにひとつ妥協しない姿勢があそこまで人を惹きつけるんだなってことは改めて感じたし、そんな彼女達だから歌からも大きなメッセージを受け取れるんだって思います。

 

 その結果として、宮城公演で既に素晴らしいパフォーマンスであったのものが、埼玉公演ではより大きくなったLiella!の姿があったんではないでしょうか。ドーム規模に負けないパフォーマンスはLiella!というグループが持つ視座の高さ、『追いつけ、追い越せ』を常に意識して高め続けたこれまでの時間の賜物であったはずです。

 『いま』という瞬間に全てを賭けて一生懸命に走る、それは1期生も2期生も同じで、だからこそのキラキラしたLiella!の姿なんだって。

 

 誤解を恐れずに書きますが、『弱いから強くあろうとするし、強くなろうとする』んです。これは『追いつけ、追い越せ』から繋がっていて、その想いがSecond Sparkleなんだと思うのですが、これはまた別の話。

 

 3rdライブという舞台が、ライブが、TVアニメ2期を背負ったライブとしての集大成ならば、『追いつけ、追い越せ』のひとつの集大成であったんじゃないかって。本当にそう感じるライブだったなって、振り返ってみて感じます。(余談ですが『揺らぐわ』『色づいて透明』の2曲からはそんな1期生と2期生の関係性が垣間見えた気がしましたね)

 

 

 

次の季節

てっぺん越えても 終わらないよ冒険
(ゴールに見えてた) でもスタートライン

「TO BE CONTINUED」より

 この記事の最初に、少しだけ駆け抜けてきた季節とこれからのことを書きましたが、もう少しだけ書きます。

 

 そもそも、Liella!3rdライブそのものがまた次の季節へ向かうためのライブでもありました。

 3ヶ月に及ぶその道のりはスタートを切った瞬間、きっと埼玉ベルーナドームというゴールに向かって走ってきたんですけど、Liella!はこのライブの最後(本編の)に必ずこの歌を歌ってきました。

ずっと夢追いかけるよ

「追いかける夢の先で」より

 そして千秋楽ではそれを私たちファンと『共に』歌ったわけなんですが、それは私たちとのひとつの『約束』であったんじゃないかって思うんです。

 

 次の季節がやってくることは私たちも勿論ですが、Liella!が一番分かっていて同じ瞬間が二度とないことも、Liella!というグループが変化していくことも。

いまってほんとにいまですよ。なんか、時が変わっていくので、やっぱり新しいメンバーも入ることはみんな知っていると思うので、9人のLiella!はほんとにいましかない。

3rdライブ東京公演Day2LiyuuさんMCより

 いまこの瞬間に見ているLiella!が大好きで、最高に楽しくて、心から愛おしい。でもそんないまの継続を願うのでも、過去にしがみつくのでもなくて『ずっと夢追いかけるよ』って、""一緒に""合唱をしたことに大きな意味があったんじゃないかなって。

 決して消えることのないこの季節を大切に抱えて共に未来へ向かう約束を、あの場で交わせたんじゃないかって、そう思えるんです。

 

 TO BE CONTINUEDって曲があって、まだまだ物語は続くよって、ここがゴールじゃなくてスタートラインなんだよって。TVアニメ2期がゴールを迎えた時にリリースされ、この3rdライブツアーでは毎回、最後の最後に歌ってきたんですよね。

 当然ツアーの中では『次の公演に向かう曲だ』って感じたこの曲も千秋楽では『次の季節へ向かう曲なんだ』って感じて。アンコール最後のTO BE CONTINUEDで次の季節を迎えるためにさいっっっこうに盛り上がって、全力で楽しんでたなって、それも会場全員が。

 でもやっぱり終わってしまうのが名残惜しくて、だからこそダブルアンコールでもう一度TO BE CONTINUEDを歌ってくれたんじゃないかなって。きっとLiella!にとっても名残惜しさはあったんじゃないかなって思うんです。だからこそ『全員で』もう一度TO BE CONTINUEDっていうこの物語の先を見に行こうって、まだまだ続くんだよって曲を楽しんだんだって。

もうすぐ開くよ まだ名もないエピソード
(心が騒ぐね) ちょっと不安もあるよ
平気さ 僕らの強い絆信じるんだ
(ついてきて) Goサイン空に投げよう

「TO BE CONTINUED」より

 

 だからみんなでまた前を向いて、まだ見ぬ最高の景色を見るために、進んでいけるんじゃないかなって、あの空間から感じました。

いっぱい笑おうってさ 歌おうってさ 伝えたいから
まだまだ遠くへ行こう
広がる世界 変わってく景色もあるけど
変わらない情熱は!

「追いかける夢の先で」より

 

 

 

おわりに

 3rdライブツアーは私にとっても本当に大切な宝物です。最高に熱くて、楽しくて、感情を動かされて―。自身の中でも色々なことを感じ、ほんの少しだけ変わった自分がいるような気がしています。

 

 いまでもあの熱さを思い出してちょっと涙しそうになったりするような時間だったんですけど、ラブライブ!スーパースター!!の物語のことはこの記事には書きませんでしたが、WE WILL!!から始まって、追いかける夢の先でまでのTVアニメ2期をなぞったセットリストを含め、最高のライブだったなって思います。

 

 『一緒にいること』が当たり前じゃないLiella!。だからこそ約束を何回も何回も交わすし、何回も何回も確認してきました。

これからもずっと僕の傍にいてよ
約束さ!

ユートピアマジック」より

夕焼けが波に滲んでいく
さびしくなって思わずつぶやくよ
ねえ、私たちずっといっしょだよね?

「水しぶきのサイン」より

 

 でもずっといっしょにいたいって願いってきっと叶わないんです。

 

 だけど、結ばれているから、いや、心を結びあったから、きっと大丈夫なんです。『私を叶える物語』のために一緒にいることを選ばなかった澁谷かのんがいて、それを体現する伊達さゆりさんがいて。そしてSing!Shine!Smile!や未来の音が聴こえる、あるいはShooting Voice!!といった曲たちを通じたメッセージがあったから。

 いましかない瞬間だったあの時間はもう戻ってこないし、もしかしたら1期生の卒業という日が訪れるかもしれない、そうでなくても9人のLiella!との時間は戻ってこない。だから約束するし確認するんです。『ずっといっしょだよね?』って。

 

 3rdライブツアーが終わってまた新しい季節がやって来るのは寂しさよりもわくわくの方が大きいんです。それは1st、2ndが終わってしまう寂しさを感じながら迎えた2期という時間が3rdライブツアーで最高の時間だったって思えたから。

 

 本当に最高の時間でした。ありがとう、Liella!。

 

 これから迎える3期、もっともっと楽しい時間にしていきたいなって、それもきっと『追いかける夢の先』を見ることかなって思うから。

 

 ここまでお読み頂いた方、本当にありがとうございました。

 

明日はどんなメロディに出会うの? まだ分からないけど
一番心はずむフレーズ今は 響かせたいんだ

「未来の音が聴こえる」より

 

 

*1:3rdライブ東京公演Day2ペイトン尚未さんMCより