みなさんこんばんは、はりです。
1/28(土)、29(日)に武蔵野の森総合スポーツプラザメインアリーナにて開催された、『ラブライブ!スーパースター!! Liella! 3rd LoveLive! Tour ~WE WILL!!~ <東京公演>』に両日現地参加させて頂きましたので、その感想を書き残しておこうと思います。ついに6都市目。千秋楽はベルーナドーム、そして声出し解禁という情報が出ていたため、今回は3rdライブツアーにおける、アリーナ公演ラスト、声出し解禁前ラスト公演という意味でも非常に大きなライブでした。
今回はその中で感じたことを雑多に綴っていこうかなと思います。
※曲の感想は当記事にはありません。
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以前、大阪公演について時間と場所の意味について書きましたが(下記参照)、今回の東京という場所は、Liella!の地元であり、桜小路きな子ちゃんが一歩踏み出すために上京してきた地であり、キャストさんにとっても伊達さん、鈴原さんにとってもそういう地です。
今回のライブは先述の通り、声出し解禁前ラスト公演。Liella!にとってはある意味『当たり前』の日常。声出し禁止の時期にデビューしたグループであり、尚且つ無観客というデビューをしたグループ。そんな彼女達にとってライブという場所は他のグループとは違うものだったんじゃないかと思うんです。
声という直接伝え合うものではコミュニケーションが取れない、じゃあ今までLiella!というグループは何を以て自分達とファンを『結んで』きたのか。それは目にも見えない、耳でも聞けない、心と心をお互いを信じあうことで、助け合うことで結んできたんです。
そのひとつがLiella!の『歌』。東京公演Day2ではキャストさんは口々にこう話してくれました。「声出し解禁前ラスト公演なので、私たちの『歌』を聴いてください。」と。
ライブなんだから歌を聴くのが当たり前だと思いますか?
今まで声出しありのライブでも歌で想いを伝えてくれて、受け取ってきたから。そう思いますか?
それが間違いだというつもりは微塵もありません。でもLiella!というグループが歌に並々ならぬ想いをかけてやってきたことは、Liella!のライブに参加したことのある人なら、配信ででも見たことがあるなら、誰しもが感じるはずです。そんなLiella!が改めて贈る『歌を大切に』という言葉を私自身とても大切にしたいと思いながらライブに臨みました。
歌を大切に、そう言葉で語った彼女達ですが、ただ口で言うだけじゃない、今回の公演ではそう感じる歌唱が目立ったように思います。青山さんはこう仰いました。「音源とは違う、ライブならではの歌を」と。岬さんはこう仰いました。「ライブで聴くと普段聴いてるのとは違う風に聴こえることもあるんじゃないかと思う」と。
私はラブライブ!スーパースター!!は良い意味でシンクロに拘らない作品だと思っています。シンクロしていない、という意味ではありません。シンクロを超えている、という意味です。
ラブライブ!シリーズも4作目ということもあるでしょうが、忠実に再現することで魅了したµ's。再現に更なる付加価値をつけて魅せる、そしてそのシンクロを敢えて壊し、ひとつの物語を描いたAqours。それぞれがメンバーに寄り添い、表現者として個性のあるステージを魅せる虹ヶ咲。
キャストとメンバーという区別すら存在しない、シンクロを超えたステージを魅せるLiella!。私はそう感じています。
どうしてこんな話を書いているかと言うと、今回感じた『歌』からの想いはメンバーのものとキャスト自身のものであるというのが強かったから。だからこそ今回の公演では歌を届けようとする歌唱に心惹かれたのだと思います。
歌で届けようと、繋がろうとしてきたLiella!が声出し無しの最後のライブかもしれないこの東京公演Day2に『何を込めたのか』
それを現地にいた人、配信で参加した人、ライブビューイングで参加した人、東京公演には参加しなかった人、埼玉公演に参加する予定の人。
全員が一度想いを馳せて欲しいのです。
『歌を届ける』それを一番感じるパートはここだというのはもはや疑いようのないことかなと個人的に思います。
Shing!Shine!Smile!
名前呼びあうように
私のSymphony ~WE WILL!! ver.~
未来の音が聴こえる
Liella!にとっての『本当の歌』が何だったか。楽しいことも大変なことも、スクールアイドルにしかないやりがいが歌になって溢れる。Liella!の歌って、気持ちが溢れ出たもの。
特に上の4曲はメンバーの想い、そして何よりもキャストさんの9人の想いが溢れ出たステージだったんです。だから私はその歌から溢れ出る想いを感じたし、それに自分達の想いを乗せて届けようとする18人から色んなメッセージを受け取りました。
さて、次は声出し解禁のライブ。
当ブログでも言及したことはありますが、私はコロナ禍前のライブを知りません。
なので私の中の『普通のライブ』はLiella!と同じく声出し無しのライブです。これもまた当ブログでも何度か言及していますが、私は『歌詞』を本当に大切にしています。だからライブでも歌を、歌詞を受け取りに行くということを大切にしてきました。
それが声出しありになることによって歌から受け取れるものが少なくなることは間違いなく事実です。リソース100のうち今まで70、80と歌詞に割けていたものに対して自分が声を出すこと、周りの声が聞こえてくることでかなりそっちに意識が行くと思います。
それでも、今回の公演でたくさんたくさん想いを、歌を受け取ったので怖くはありません。不安はありますが。声出しのないライブなんて楽しくないんじゃないかと、かつて思っていましたが、そんな中でこれまでの声出し無しのライブを最大限楽しませてくれたのはLiella!の『歌』であったことは間違いないし、だからこそ声出しありのライブの楽しさを今度は私たちからLiella!にあげられれば、一番素敵だなって思います。
あと、今回はLiella!の皆さんが『いま』を大切にしていることが十分すぎるほどに伝わりました。
『今じゃなくちゃ出来ないこと』『今だから見える景色』を見るために、いまを大切に。今回もまた、『ユニゾン』という楽曲にいまを教えてもらってライブに臨み、そのうえでキャストの皆さんが、何度も何度も『いま』について語る。スクールアイドル達はいまというたった一度きりの瞬間を全力で駆け抜けるからこそそこに懸ける本気の想いを感じられる。
そして私はこの『いま』が過ぎ去って行くことを知っているし、だからこそ寂しく、美しく、全力になれることを知っている。キャストさんはそんな限られた時間の中で生きるからこそそれを実感し、体現するあの時間は本当にかけがえのないものなのは間違いないなと改めて感じました。
『いま』を共有することが出来た時間は私にとっての宝物です。
いましか見れない宝物
見逃しちゃだめだ「水しぶきのサイン」より
大事な宝物が増えてく
君がいれば 未来まで光るよ
時間も忘れるくらい
ここはいちばん素敵な場所なんだ
いつまでもずっとその指とまらせて「ユートピアマジック」より
アリーナ公演ラストの東京公演、本当に素晴らしかった。4会場6公演に参加させて頂き、そのLiella!の成長と輝きをたくさん見てきました。
最後はドーム公演。あの大きな大きな会場に立つ9人はどう見えるんだろう、どんな景色を見せてくれるんだろう。というワクワク感がいまはとても強いです。
まだ途中だけど、とりあえずアリーナ12公演お疲れ様でした。最後の千秋楽、多いに『期待』しています。
ライブの直接的な話はここまでなのでここまで読んで頂ければ十分です。
読んで頂いた方、ありがとうございます。
以下、今回のMCについて書いていきますので、興味あればお付き合いください。
そんな歌のこととアリーナラスト公演でのキャストさんのMCについて印象に残っていることをいくつか。
大熊和奏さんの「みなさんにもっともっと最高の景色を””見せます””」って言葉。「見せたい」みたいな『希望』ではなく、『約束』とか『覚悟』なのが本当に大好きで。Liella!はいつでも『追いかける夢の先の夢』を追いかけてるんだって。最高にカッコ良いですよね。
だからこの歌詞を大熊さんが歌うことに意味がある。
(もっとだよ!)
一瞬のときめきに
(Just moving on!!)
未来さえも 預けてみよう「TO BE CONTINUED」より
「宇宙一のスクールアイドルグループ」だって『本気』なんだって。しかも彼女は「笑っていて良いですよ。でも私たちは本気です」って言うんですよ。人に言葉じゃなくて姿を以てして証明しようとしている。それが何よりもカッコ良くて。
私はあの言葉を初めて聴いた時は正直笑ったんですよ。でもそれは決して小馬鹿にする笑いではなくて、『スケールデカっ!?笑』って。でも今はその本気の覚悟を受け止めるし、Liella!とだから本気でいまを過ごしていきたい。そして宇宙一の定義は『みなさんの心の中で宇宙一輝いてる』なんだって言ってくれた。それが本当に大好きなので、自分の中でも大切にしたいなと思います。
鈴原希実さんのMC、ここで敢えて彼女のライブで語ってくれた想いを書くべきかどうかは迷いましたが全て書かせて頂きます。誰かひとりにでもこの想いを知って欲しいので。
本日は本当にありがとうございました。会場にお越しくださった皆様も、そして配信・ライブビューイングの皆様も本当にありがとうございます。
えっとですね、私は本当にダメ人間産まれダメ人間育ちというか、本当になんか昔から何もできなくてですね。いや、ダメなところばっかりで、それで、もう、生きている意味がないんじゃないかって。
でも、ラブライブ!シリーズに出会って、すごく変われた自分がいて、そしてあの、Liella!のみんなに出会えてすごく変わった、変われた自分がいたんですね。オーディションに合格する前は、私本当に笑顔も作れなくて、ボイトレに初めて行った時に「何で笑えないの?」って言われて、でも「笑い方がわかんないんです」って言ったんですよ。なんか、笑うってどうやってすれば良いんだろうって思って、そんな人間がこの大好きなラブライブ!シリーズの舞台に立って、みんなのことを幸せに出来るのかなっていうのを、ずっと考えていたんですよ。
なんですけど、Liella!のみんなに出会って、あのLiella!のみんなって本当に、本当に素敵なみんななんですよ。もうひとりひとり、あのめちゃくちゃ性格も良くて、それで周りを支えてくださっている皆さんも、そしてファンの皆さんも、本当に本当に素敵な方々ばかりで、本当な大好きなグループで、あの、もっともっと上を目指せると私は思っています。Liella!ならもっともっと素敵な、もうここも十分本当に素敵なステージなんですけど、なんだろう、本当に最高のグループだから、もっともっと上を目指していきたいなって思っています。
なので、これから3rdライブツアー、残りベルーナドーム公演があるんですけど、そこで皆さんにもっともっと、ここ以上に最高のステージをお見せしたいと思っているので、是非、是非見にきて頂きたいなと思って、MCをさせて頂きました。
本日は本当にありがとうございました。桜小路きな子役鈴原希実でした。ラブライブ!スーパースター!! Liella! 3rd LoveLive! Tour ~WE WILL!!~ <東京公演>Day2 鈴原希実さんMC
正直あの日聴いた言葉が全てなので、これについて自分が語る言葉はありません。
ただ、「大好きなラブライブ!シリーズのおかげで変われた」というところに尊敬の念を覚えました。一番カッコ良いなって、心の底から思います。ラブライブ!から受け取ったものを自分の力に変えて夢を追いかけ、その夢を掴み、その姿が誰かの背中を押す。
彼女の一番素敵なところは、魅力は、『勇気』と『我慢』だと思っています。自分に自信のない人がラブライブ!シリーズの新プロジェクトの一般公募に応募するってどれほどの勇気を出したんだろう。そう考えれば考えるほどに彼女の勇気に力を貰えます。
1期生のオーディションを受けて*1、1期生としてではなく2期生として合格したのがあまりにも残酷すぎて。怖いくらいに。言ってしまうなら日の目を見ることもなく、同じオーディションに合格した伊達さゆりさんと青山なぎささんを見て、ひとりで練習する日々。1期生がキラキラ輝いているところを見ていること、そんなひとつの完成されたグループに入ること、しかも結果が出た時からずっとずっと分かっていること、受け入れてもらえないかもしれない不安、もしかしたら心無い言葉をぶつけられるかもしれない。どんな心境で来る日も来る日も練習してきたんだろうって。それもラブライブ!が本当に大好きな人が。
そんな状況を運営側から叩きつけて、それを受け入れて努力してきたこと。
想像するだけで胸が締め付けられるこんな事実を彼女は受け止めて、『我慢』してきてこの日を迎えているということが私には尊敬でしかないんです。そしてそんな鈴原さんだからこそ溢れ出る魅力があって、人を惹きつけてやまないんだと改めて実感しました。だって『本気』じゃないとそこまで出来ないですよ。
それに彼女はオーディション会場で伊達さゆりさんを見て、キラキラしてる、この人が受かんるんだろうなと思った、という話を以前にしておられました。その輝きから目を逸らすこともなく、自分を輝かせるために自分自身を磨くことが出来る気持ちの強さがあの輝きなんだろうと思います。
残念ながら私には幼き日の鈴原さんのことも、オーディション合格直後のことも分かりません。ただひとつ分かるのは『いまの鈴原希実さんの笑顔が素敵』だってこと、そして『キミが キミが 好きだ*2』ってことなんです。
全て彼女の『勇気』と『我慢』、そして『努力』。
まさに読んで字の如く『どんなことも乗り越えてきた』んだってことが彼女からは本当に感じられて。心の底から鈴原さんを応援したい。私はそう思いました。そして鈴原さんのひとつひとつの表情、笑顔がいままで以上に素敵だなと、そう感じました。
勇気出して 叶えた奇跡
「TO BE CONTINUED」より
Liyuuさんの「いまはいま。いましか見れない」って言葉や、伊達さんの「限られた時間の中で輝く」って言葉、薮島さんの「この景色を後どれだけ見れるか分からない。9人で歌っている曲もこれからどれだけ歌えるか分からない」って言葉。
これは先程書いた『いま』です。キャストさんが大切にしてくれていて、言葉にしてくれるからこちらも大切にしようと改めて思う、そんなMCでした。
特に伊達さんの言葉は『劇場版ラブライブ! The School Idol Movie』での高坂穂乃果の残した「限られた時間の中で輝こうとするスクールアイドルが好き」という言葉を思い起こさせ、涙しました。Liella!はイマという時間が過去になり、ミライという時間がイマになる、そうして進んでいく存在であり、学年が進んでいく毎に、まさしく限られた時間であることを自覚させられる存在なんだと改めて感じました。
岬なこさんの「ベルーナドームでは本当の意味で想いをぶつけ合えると信じています」という言葉。
大熊さんも「想いをぶつけましょう」と話していたように、声出しありのライブはLiella!にとって想いをぶつけ合う場所なんだなって。その想いのぶつけ方は人それぞれかもしれないけれど、これまで直接声を届けることが出来なかったからこそ、声に想いを乗せて届けたい、そう思いました。
今夜キミに届け!
キラキラのShooting Voice!! 飛ばすよ
想い乗せて「Shooting Voice!!」より
Liella!というグループとのライブはいままでとはきっと違うカタチになるとは思いますが、変わらないもの、変えたくないものもやっぱりあります。
熱い気持ち TO BE CONTINUED
「TO BE CONTINUED」より
熱い気持ちは持ち続けて、Liella!との最高の景色を観に、ベルーナドームに行きたいと思います。まだまだここが通過点なんだと、鈴原さんが言葉にしてくれたように、いましかないこの瞬間をともに走ることはいましかできないこと。
何度も同じことを書くようですが、私は声出しのライブを知らない人間です。今回受取った歌を大切に、声出しで出来ることを考えて、盛り上げるためのコールでありたいし、想いを伝えるための声でありたい。伝えてよいタイミング、そうじゃないタイミング。
Liella!に教えてもらった歌の大切さ、それを一番大切に、ベルーナドームでの千秋楽に臨みたいと思います。
今回はこのあたりで締めたいと思います。読んで頂いた方、ありがとうございました。
それでは埼玉公演で、Liella!が掴み取った『ドーム』で、お会いしましょう...!