はりのラブライブ!メモ

ラブライブ!への『大好き』を叫ぶブログです

場所と時間の意味 ~Liella!3rdライブ大阪公演のこと~

 

 みなさんこんばんは、はりです。

 

 1/21(土)、22(日)に大阪城ホールにて開催された、『ラブライブ!スーパースター!! Liella! 3rd LoveLive! Tour ~WE WILL!!~ <大阪公演>』に両日現地参加させて頂きました。その感想を書き残しておこうと思います。7都市14公演という大型の全国ツアーも先日の北海道公演をもっていよいよ折り返しとなり、後半戦の大阪公演。この公演が私にとってもきっとLiella!にとっても、とても大切な公演となったのでいま筆を執っています。

 今回はライブの内容ではなくタイトルにもある通り、『時間と場所の意味』について書いていきます。先に、この記事の目的の多くは『"いま"の保存』であることをここに明記しておきます。

 

 早速本題に入ります。

 

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 まず、大阪城ホールは『ラブライブ!スーパースター!! Liella! 2nd LoveLive! ~What a Wonderful Dream!!~ with Yuigaoka Girls Band』が開催された場所。つまり5人体制のLiella!(1期生のみのLiella!)にとっての最後の単独ライブであったということ。5人のLiella!がプロジェクト発表から走り続けてきた『時間』があって、デビューシングルからアニメ放送、1stツアーでは22公演ものツアーを行い、2ndライブでは1万キャパの会場を3つ渡り歩くツアー。ものの1年少しでこれだけのことをやった5人のLiella!の最後の公演を行った場所でした。

 

 別に過去の話をこの記事でしたいわけではないですが、この会場の意味を書くために少し歩みを書きます。

 

 そんな1期生にとっても2期生にとっても大切な場所。2期生の追加が発表されたのがいつか?

 

 それは2ndライブ名古屋公演も終わった後の4/28。

 

 だから私たちファンにとっては2期生の追加を知っていながら参加できた唯一のライブが大阪公演だし、2期生加入前の最後のライブとして1期生の5人はステージに立ったはずで。逆に言えばそのLiella!に入ることを2期生の4人はそれらも知っていながら5人のライブを観に行ったはずだし、きっとその輝きに憧れ、その輝きに見入るファンを見て『何か』を感じたはずで。

 私はそんな大阪公演に、1期生の5人の集大成を見るために行ったんですよ。それはもう(5人の)Finalに相応しい、想いのこもった、最高のステージでした。だからこそShooting Voice!!は、What a Wonderful Dream!!は、Dream Rainbowは、ユニゾンは、きっと””私たちにとって””『特別』になったんだと思う。そして同時に2期生にとっては『呪い』にすらなったんじゃないかとも感じて。

 

 まだ見ぬ2期生に期待していないなんてことも2期生が入るのが嫌だ、などという気持ちはあるはずもなく、でも、ただただ一緒に走ってきた、目の前にいる最高に輝いている1期生が大好きで、そんな一緒に過ごす『いま』が愛おしくて、楽しくて ――。5人があまりにも大きな輝きでありすぎた。そんな愛おしい瞬間がLiella!にとっても大好きだったからLiyuuさんの涙があったんじゃないか。その涙が私自身の脳裏に焼き付いているし、心に刻まれているんです。

 きっとあの場所に、あの瞬間に1期生との最高の思い出と歩みを残してきた人はたくさんいて。だから『ユニゾンは5人の歌だ』って意見だって出てくるんでしょう。気持ちはよく分かるんです、気持ちは。

 

 

 だから今回の3rdライブツアーで大阪公演がこの大阪城ホールで開催されることを知った時、自分は絶対に参加するって決めていて。大阪という場所は5人体制の終わりの場所であり、9人体制の始まりの場所。1期生との沢山の思い出が詰まったあの場所で、2期生の輝きが、9人のLiella!の輝きが見たかったんです。葉月花さんが結ヶ丘という学校を、神宮音楽学校と同じ場所に創ったのと同じように、同じ場所だからこそそこに紡がれる想いがあることを私は身を以て知っているから。

 そして何よりも彼女たちは『結ヶ丘女子高校のスクールアイドル』なのです。結ぶを冠した学校で、『結ぶ』『繋がる』を意味する『lier』を、グループ名に持つスクールアイドルなのです。その学校は、そのスクールアイドルは、そのグループのメンバーは、『同じ場所で想いが繋がり続けてほしい』という願いから生まれたのです。

 そう、同じ場所で想いが繋がる、そんな願いを叶える場所でもあったのです。

 

 1期生はあの大きなホールの真ん中で5人で輪をつくって、5人が手を上に掲げた場所。『まだここにいたい』『あと少しこの景色を見ていたい』そう願った5人とファン。絶対に戻らないことも、止まらないことも知っている。そんな『とき』、を巻き戻そうとして、止めようとした。懸命にその瞬間を一緒に過ごして、一緒に手を掲げて反時計周りに回して――。

 でも。Liella!があのセンターステージを時計周りに回っていたように。時が止まらないことを分かっていて、停滞じゃなくて進むことを選んだ場所。あれを見て2期生のみんなが一体何を想ったんだろう。いま振り返るとそう思います。

 

 

 

 そんな場所で開催されたライブはやっぱり、『特別』なものでした。自分にとって、じゃなくてあくまでも『Liella!の9人にとって』。当然自分にとっても特別ですが、ただそれはLiella!と自分との時間のなかで、の話です。

 あの時5人で立っていた場所には9人になって、あの時よりもっと大きくなった5人と、その憧れた5人と並び立つ4人がいました。

 初めて9人のLiella!をお披露目した大阪でしたが、あの時から早いもので半年が経っていて、1期生の後ろで、『一緒にいること』がテーマの楽曲、『トゥ トゥ トゥ!』を踊っていた4人はもう、バックで踊るだけなんかじゃなくて立派に5人の横に並び立って見せて。9人の『Liella!』というグループの大きさを示してくれました。

 

 あの日の5人の最後の公演の最後の曲、ユニゾンで涙を流していたLiyuuさんは客席にいた私たちにこんな質問を投げてくれました。

 

「ツアーも後半で今さらなんですけど、どうしても聞きたいことがあります。『9人になったLiella!』、どうですか?」

 

 大阪城ホールという特別な場所で9人になったことを改めて私たちに問いかけてくるLiyuuさん。それに文字通り割れんばかりの拍手で、たぶんLiella!にとって聞いたことのないくらいの大きな拍手で、いちばんの想いで応えるファンがいた。

 

 その拍手を聞いた、ファンの笑顔を見た鈴原さんはその場で俯き涙し、絵森さんは天井を見上げ涙して。あの時溢れ出た涙はたぶん『安堵』の涙。この場所で5人の輝きを目の当たりにして、その輝きに見入るファンを目の当たりにして、5人が創った輪に入ることに、4人はどれだけの不安があったのかをあの涙が物語っていました。

 

 5人の『いま』を愛し、2ndライブ最後のユニゾンで涙したLiyuuさんが9人の『いま』を愛する。Liyuuさんの優しさと温かさが2期生を、そして会場全体を包み込んだあの瞬間はきっと真なる意味で9人のLiella!が完成した瞬間だったんじゃないかと、そう思わされました。

 

 そして薮島朱音さんはそんな舞台で「あぁ、1期生が見ていた景色はこれだったんだなって思いました。」って、そういまの想いを語ってくれました。彼女たちは半年前に客席にいた自分達になんと言葉をかけるんだろうって考えると、『「今は楽しいよ」って言いたい!』なんじゃないのかなって。

 

 私は大熊さんが涙するところを見たことがありません。全公演を見ているわけではないため分かりませんが、今回も彼女は目に涙を溜めながらも決して涙を流さなかったのはきっと『涙は一番うれしい日に とっておく そう決めたんだから』だと思います。大阪城ホールという会場にLiella!が立ったあの日に一番最初に流れたStarlight Prologueが、彼女の中に刻み込まれているんじゃないかなって。だからどんな時も笑顔で、2期生を引っ張って行ってくれてるんじゃないかって。どんなグループに?と聞かれて「宇宙1のスクールアイドルグループに」と答える彼女はそんな強さも持っているんじゃないかって思いました。

 そんな彼女も2期生として初めてファンの前に出た大阪ファンミーティングでは岬さんがパフォーマンスする『勇気のカケラ』に心奪われて、あの曲を聴いた瞬間から自分が変わった、そういう程に特別なものなのでしょう。

 

 2期生としてLiella!の一員になった4人が6ヶ月という時間を超えて大きくなったこと、あの日1期生の後ろでダンスをし、1期生の間に入って手を繋いだあの場所で。今度は9人で同じ景色を見た彼女達はあまりにも眩しく輝いていた、2期生は1期生と同じ景色を見る側になって、今度は全く違う景色を見せてくれる側になったんだって。その事実がここにはあった。

 

 

 

 そんな場所と時間が示す意味は、ユニゾンという楽曲に詰まっている気がします。2ndライブという時間と3rdライブという時間を、1期生と2期生とを繋げ、ずっと時が進み続けることを感じさせ、止まらない時間の中で5人から9人となったLiella!を象徴する楽曲なのかもしれません。

 

 

さあ深呼吸して 熱い想い解き放とう
いつもと違う自分 出会えるように
全部受けとめあおうよ もう二度とはない「いま」を
これ以上はムリだと 言えちゃうくらい楽しもうよ

「ユニゾン」より

 1期生が2期生を迎え入れる歌、いまならそう感じられます。

 同じ夢を追いかけるものとして、お互いに切磋琢磨し合う関係が『いつもと違う自分』との出会いを呼び、それを互いに受けとめあおうよって。リアルな時間とともに歩んでいるLiella!の一員として二度と同じ時間のこない「いま」を、一緒に楽しもうよって。

 あの日最後に歌った歌も、この日最初に流れていた歌も、2ndライブと3rdライブとの時間を繋げ、もう一度あの日の想いを2期生に思い出させ、無情にも進み続ける時間の中で運命のように巡り会えた5人と4人が6ヶ月という時間を超えていく歌なんじゃないかと思います。

 

ずっと終わらないで 時がとまればいいのに
いま目の前にひろがる この景色あと少し見ていたい
きっと気づいてるよね? ほら君と僕の鼓動が
ぴったり重なり響いた!
絶対に忘れないよ いっしょに奏であうメロディ

「ユニゾン」より

 1期生にとってのあの時間はきっとかけがえのないもので、そこに2期生がいないことは残酷なくらい当たり前のことで。

 でも、その瞬間から君(2期生)と僕(1期生)の鼓動が重なって響いたからこそ「いま」がある。あの瞬間を絶対に忘れない、それはあの瞬間も大切だから。5人のLiella!という大切な瞬間は時がとまって欲しいくらいに愛おしい時間で、それでも進み続けるLiella!にしか見られない景色がいまの9人のLiella!という星なんじゃないかと思います。

 

いつだってそう その胸の
決して消えない Fever 何度も
躓いてうつむいたって
誘うんだよ明日の向こうへ


笑顔の瞬間が僕ら強くするんだ
外れたリズム
それも大切な「いま」になる

「ユニゾン」より

 ""その""胸。1期生だから知っている躓きもうつむきも、そして1期生にすら知り得ない2期生だけの躓きもうつむきも。そんな大変な瞬間だって、外れたリズムだって大切な大切な、かけがえのない「いま」になるんだよって。2期生が1期生と同じステージに上がることって、大切な場所にまた新たな思い出と「いま」を刻むことなのかもしれません。

 

言葉にできない うれしさを投げた
大きく(Change my mind!!)
手を振って!(I wanna do!!)
ちゃんとね(君へ)
伝わって(思えたんだ)
つながる一瞬を感じたい
ねえもっと!

「ユニゾン」より

 その道が交わった歓びと、これから一緒に歩める喜びと。いまというたった一瞬のつながりをもっともっと感じたい。これだってリアルな時間を歩むLiella!にとっては1期生の5人と2期生の4人がつながるのは本当に一瞬かもしれない。場所と時間が繋がって重なるキセキはまさしく『二度とはない「いま」』でしかないでしょう。

 

まだここにいさせてと(願えど)
秒針は変わらずに(進む)
それでも握りしめる 君といる瞬間を

「ユニゾン」より

 場所と時間が重なるキセキ、そんな愛おしい瞬間がたまらなく好きだからこそ『ここにいさせて』欲しいという願いが生まれる、でも場所が重なる瞬間も秒針が進み続ける以上は離れる瞬間もやってくる。時間が重なる瞬間も秒針が進み続ける以上、『いま』の継続は出来ない。それは1期生が歩んできた中で痛いほどに分かっているからこそ、3rdライブといういまを、『君』といる瞬間を握りしめる。それもまた時間と場所の意味なのかもしれません。

 

ずっと終わらないね 夢を教えてほしいよ
いま目の前にひろがる 未来へとこの気持ち連れていこう
きっと気づいてるよね? ほら君と僕の鼓動が
ぴったり重なり響いた!
絶対に忘れないよ いっしょに奏であうメロディ
ラ!ラ!ラ!ラ!ラララララ!
ラ!ラ!ラ!ラ!ラララララ!
ラ!ラ!ラ!ラ!ラララ
ずっとね忘れないよ 永遠奏であうメロディ

「ユニゾン」より

 時間が進み続けるということは、夢を終わらせないということでもある。1期生にとって夢を叶えては新しい夢を探して、新しい未来を探してきたから。2期生にとっては1期生とのステージが、9人のステージが、そのステージに立つ3rdライブが『夢』だったのかもしれません。その夢はいまこの瞬間に大阪城ホールという場所で、9人のLiella!としてステージに上がることが出来るから叶っている。だからまた1期生は自分達がそうであったように2期生に『夢を教えてほしい』って。

 一緒に奏であうこのメロディはずっと忘れないことをここで誓うことに改めてこの一瞬を、時間と場所を大切にするという想いが詰まっているように思います。

 

 

 

 『ラブライブ!スーパースター!! Liella! 3rd LoveLive! Tour ~WE WILL!!~ <大阪公演>』という公演にはあまりにも大きな場所と時間の意味が詰まっていました。

 Liella!というグループを象徴する、場所という『結び』『繋がり』を感じさせる要素、時間という『有限性』を感じさせる要素が、Liella!とのキセキのようないまを創り上げる、そんなライブだったんです。

 

 2ndのあの日と3rdのこの日が結ばれる、そんな素敵な公演から私が感じた""意味""をここに残しておきます。9人のLiella!が見せてくれた大阪城ホールでの輝き、これからより一層強く、大きく、明るく光る星になっていくことを願って、この記事を締めたいと思います。

 

 

 

 それでは、お読みいただきありがとうございました。